投資関連本

一時ほど話題にならなくなりましたが、スマートベータ的な手法をとるETFは年を経るごとにどんどん増えています。
スマートベータの戦略の中では、ボラティリティ(リスク量の低い銘柄)、クオリティ(健全な財務体質を持つ企業)、バリュー、サイズ(小型株)、モメンタム(株価が上昇基調の銘柄)、配当なんかが代表的なものとなります。
そんな中で、個人的に気になってるのがモメンタムです。
2年前に発売されたウォール街のモメンタムウォーカー (ウィザードブックシリーズ)を読んで、膨大なデータからモメンタムの優位性がよくわかり納得できるものでした。
関連記事 >> ウォール街のモメンタムウォーカーを読んで
あれから2年経過したわけですが、全く別の作者が、ウォール街のモメンタムウォーカー 〔個別銘柄編〕 という本を出しました。
先行のアントナッチに負けず劣らず膨大なデータを分析していて、モメンタムの教科書+論文的な印象を受けましたね。
第1章がモメンタムを理解する、第2章がモメンタムベースの銘柄選択モデルの構築というタイトルでしたが、個人的には第1章は非常に魅力的でしたが、第2章に関してはちょっと論文っぽさとデータ重視し過ぎな感がありました。
個人的にインパクトがあった項目をまとめると以下の通りですね。
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国内株式

日経平均が先月の16連騰後も上昇を続けて、とうとう25年ぶりとなるバブル崩壊後の最高値を更新しました。
5年前とか6年前はバブル崩壊後最安値の話になっていましたから隔世の感があります。バブル崩壊後の最高値が25年前なわけで、失われた四半世紀と語り継がれていくんですかね?
25年前というと92年なわけで、主要なアーティストの作品を見ますと・・
サザンオールスターズ→涙のキッス
B'z→BLOWIN'、ZERO
ドリカム→決戦は金曜日
ミスチル→抱きしめたい
他に時間的なものがわかるものとして例をあげると、ダイエーホークスの本拠地が平和台球場だった最後の年ですし(小学校低学年だったんですが最後の年に見に行ってるんですよ)、この年日本シリーズ3連覇した西武ライオンズの主力から21世紀に入って、4人も日本一になった監督がいるわけですから、時が経って色々あったと思えますね。
さて、世界的に株価が上がってる状況で不気味さも感じるわけですが、個人的に日本株に関しては強く思うことがあります。
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米国株

バリュー株投資orグロース株投資というと色々な意見がありますが、両者ともに需要があるため、バンガードやiシェアーズなんかでもETFが存在します。
特に小型株+バリュー株とかグロース株の組み合わせたETFもあるぐらいですからね。
関連記事 >> NYダウが最高値更新中のこの時期に米国バリュー株ETF(VTV)をグロース株ETFと比較してみた
そんなバリュー株とグロース株の議論で興味深い記事を読みました。
参考記事 >> バリュー株投資、お前はもう死んでいる!?
著名な投資家のデービッド・アインホーンが、バリュー株投資戦略がまだ実行可能なのか疑問を抱いているとのこと。
読んでいてバリュー株の有効性を問う意見は一理あると思うのですが、逆に言うとこういう意見が出てくると調整の前触れなんじゃないかと思えてくるんですね。
今読んでいる本にバリュー株、成長株(グロース株)、モメンタム株の比較の内容が書かれていたので、ITバブルやリーマンショックより前にバリュー株とグロース株の関係はどうだったのかを調べてみました。
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ふるさと納税

一昨年からふるさと納税をやっておりますが、今年はようやく重い腰を上げて9月下旬から開始しました。
本来ならば6月頃から開始しようと考えていましたが、今年は夏場に引っ越し&手術という超イレギュラーな出費が2件も発生しまして、ふるさと納税出来る状況じゃなかったんですね。住所変わるタイミングで送付されると困るわけで。
新住所が確定し、引っ越しの手術&治療関連の代金が確定してようやく9月後半からぼちぼち始めたという感じですね。
そんな今年のふるさと納税の第一弾は福岡県宗像市の牛ばら肉1.2kgにしました。
安定の3年連続3回目の申し込みです。
一昨年と昨年の記事
ふるさと納税の牛肉(むなかた牛)が届きました
2年連続2回目!ふるさと納税の商品(福岡県宗像市のむなかた牛)が届きました
ちなみに一昨年から昨年の変化として1.0kgから0.2kg増となったのですが、わざわざ担当の方が当ブログに連絡をくれました。こういった心配りもできるからか、ふるさと納税の特集の中でぼちぼち取り上げられるようにもなってきてます。
3年連続でやってますけど、申し込んでからも1ヶ月半ぐらいで届きますので、3ヶ月とかかかる自治体よりも早く届いてほしいという考えの方にもお勧めですね。
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数あるインデックスファンドのバランス型ファンドの中で海外資産については為替ヘッジを行う「野村インデックスファンド・内外7資産バランス為替ヘッジ型」
資産の配分は、国内株式、先進国株式、国内REIT、先進国REITが1/6、先進国債券、新興国債券、国内債券が1/9という特殊な構成になっており、為替ヘッジをかけていることもあり、個人的に注目しております。
本シリーズはそんな野村インデックスファンド・内外7資産バランス為替ヘッジ型の総資産額推移等を定点観測していくのが趣旨です。
積立投資として資産の核の1成分としたい野村インデックスファンド・内外7資産バランス為替ヘッジ型の資産推移がどのようになっているか確認していきます。
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信託報酬が低コストでインデックスファンドであるETFを複数組み合わせることにより、『従来にはないインデックスファンドの“かたち” 』をご提案するということで4年前に運用開始されたSBI証券のEXE-iシリーズ。
更なる低コストファンドが出てきて一部はコスト最安ではなくなっておりますが、バンガードのETFのコストが下がることで、ファンドのコストも下がることが多く、ここ数年で何度もコストダウンしております。
そんなEXE-iシリーズの総資産額推移等を定点観察するのが本シリーズの趣旨です。
前回は以下のような感じでした。
先月の結果の記事 >> 楽天が攻めているけど、SBIはどうする?EXE-i総資産額推移2017年9月度編
先月終了時点の資産のまとめは以下の通りです。
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海外ETF

日本人がアジアで最も親しみを感じる国といいますと台湾で約7割近くが上げているそうです。
基本的にイメージを悪くする人はいませんし(蓮舫除く)、東アジアの周りで民主的な政治がおこなわれているのもあるかと考えます。
そんな台湾なんですが、輸出依存度が高くオランダ何かと並んで貿易立国とも言われています。ちなみに日本は財務省貿易統計を見る限り10%程度で数十年変化がなく完全に内需型。今後内需が減っていくのは明らかですので、対策を練らなければならないのは明らかでしょう。
そんな台湾について投資できる環境が日本にあるか調べてみましたが、台湾現地で投資している人はcubさん以外にも数名見つけましたが、日本で台湾株を買うとなるとADRで米国市場に上場されているものに投資するというのが一番現実的かなと。アイザワ証券という証券会社が引っかかりますが、規模的にどうなんでしょうね?
【台湾株式】台湾株式に投資をしよう!台湾株の魅力を語るよ。
となると投資するとすればETFかなと。以前、新興国のETFのパフォーマンスの比較を行いましたが、iシェアーズには「iシェアーズMSCI 台湾 キャップト ETF(ティッカー:EWT)」というETFがあります。
関連記事 >> 今年に入ってからの新興国株式の値動きを比較してみた
経費率は0.64%と高いですね。iシェアーズは個別の新興国のETFはコストダウンしないですしね・・
他の詳細を見てみますと、分配金利回りは2.35%、銘柄数92、PER16.00、PBR1.88。PERやPBR見る限りそこまで割高のようには見えませんね。
では実際の中身はどうなのか?iシェアーズMSCI 台湾 キャップト ETF(ティッカー:EWT)を詳細に調べてみました。
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海外ETF

私の運用方針は別に株価が上がり続けている状況だからというわけではなく、基本的にはバイ&ホールドです。その方針で6年間運用してきました。
低コストのインデックスファンドが多く出てきていますけど、まだeMAXISのSlimじゃない方の先進国株式を持っていますし。
しかし、例外的に売却したETFがあるんですね。SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(ティッカー:JNK)です。いわゆるジャンク債と呼ばれる債券ETFです。
当時の記事 >> ジャンク債を一部国債にスイッチ
モーニングスターのセミナーで朝倉氏が債券とか株式でも分散をと言ってたの聞いて、当時はそうだなと思って購入したのです。
ただ、その後何か違うという感じがしたのと、国内債券の比率高めようと思い売却して今に至っております。一応一部残しているんですが、勝った当時の40ドルはまだ超えていない状況です。
売却後の検証記事 >> SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(JNK)一部を売却して2年経過・・その後を調べてみた
売却後の値動きを確認してきましたが、11月になりまして3年が経過しましたので、売却後からと昨年から状況はどうなっているのか確認してみようと思います。
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ポートフォリオ

毎月1日に資産を集計しているわけですが、10月は本当に株価は上がり続ける状態となっていました。
私が資産運用を始めたのが2011年ですので、比較的いいタイミングだったと思います。1ドル80円切ってる超円高の時に始めることができましたし。
そして、株価が大きく上昇し始める1年以上前から積立始めれたため、一定期間、冴えない相場の状況を経験できたのと、ドル円の為替が80円切ることもあるというのが頭の中に入れて投資できるようになったのが利点です。
それから5年経過しました。総資産のうち2割ぐらいしかなかったリスク資産はいつの間にか貯蓄よりも比率が大きくなり、6割近くになっていますし、5年前と比較してリスク資産は7倍以上の規模になっています。
まがいなりにも定期昇給プラス多少は偉くなったおかげで給与が増える→貯蓄に回せる金額が増える→投資に回せる金額が増えるという循環で生活が楽になっているのもありますけど、リスク資産への投資が功を奏していると言っていいかと思います。
リーマンショック時の本当の底を経験していないわけですが、私は競馬をやっている関係かどうもこの状況が良すぎ件について猜疑心と不安感を覚えるんですね。
勝ち続けた単勝1倍台の馬がボロ負けした時の大荒れ状態を知っているからこそ、現状の相場の様子が様変わりした時にどうなるかが気になるんですね。
まぁ、こういう浮かれてない状況だからこそ、慎重に行動したいと常日頃から心がけたいものです。
さて、本題に戻りまして2017年10月終了時点の資産状況を確認してみます。
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資産状況

最近、年金4割カット的な記事を読んだ記憶がありましたのですが、どこの記事だったか忘れてしまっていました。色々と調べてみたら、元記事は時期的にこれだったかなと。
森永卓郎氏が解説 今の40代世代を襲う「年金4割カット」の現実味
今後の生活防衛術として、少なくとも現在40代より下の世代は、年金が現行支給額の4割カットになると思って生活設計をしておくべきだろう。現行支給額は、平均的給与で40年勤務したサラリーマンの夫と専業主婦の夫婦の場合、2人で月額約22万円。それが4割カットとなると、夫婦で月額約13万円しかもらえなくなる。つまり、現役時代から、将来は夫婦で月13万円で暮らせる生活を考えておく必要があるということだ。
森永氏は若干自分のイデオロギーが入ってて政権批判に使ってる感がぬぐえませんが、年金の4割カットというのは割と自分の予想に近いと考えています。
現実的に70歳から支給+4割カットぐらいが、ずっと払ってきた人間もある程度は妥協できる落とし所かなとは思いますね。
ちょうど記事を読んで数週間たった後、毎年恒例のねんきん定期便が来ました。
関連記事 >> ねんきん定期便が来て、将来的なリタイアまでの過程について考えてみる
20歳の時からちゃんと払っていて、その後就職にいたるまで毎年の報告分はちゃんと保管していますし、毎回ちゃんと積みあがっているか確認しています。
ねんきん定期便が来たこのタイミングで資産運用を含めてどうするのかをぼんやりとですが考えてみました。
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