最近資金が流入しているXLK(テクノロジー・セレクト・セクターETF)について調べてみた
ダウが久しぶりに400ドル近く下がりました。投資を始めて5年目に突入しておりますが、9月に株価が上がっているところ見た記憶がないです。逆に10月と12月は毎年上がっている印象がありますね。なので9月終わりまで下落する可能性はけっこうあると思うのです。
そんな中、最近1カ月や1週間のETFの流出入を確認していたら1つのETFが気になりました。
資金が流入しているETFで目立っているのはVWOやEEMの新興国株式ETFと短期債関連なのですが、その中にセクターETFの一つテクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド が最近上位に喰い込んでいるんです。
テクノロジー・セレクト・セクターというとアップル、Google、マイクロソフトあたりが入ってるんだろうなぁという印象がありますけど、これまで当ブログでは余り取り上げてきませんでした。QQQと被る面もありますし。ということで今回ちょっと調べてみました。
ETF.comで調べていたらETF内の業種別が出てきたので、まずそこから調べていきました。
テクノロジーセクター内訳

ソフトウェアITサービスが大半を占めていますが、Telecommunicationsというのが3番目に来ますね。これが何故こちらに入っているのか若干気になる点ではあります。
では、構成上位10社を見てみましょう。
テクノロジーセクターETF(XLK)構成上位企業

何故かAT&T(T)とベライゾン(VZ)が上位に入っています。このETFが1998年開始とあるので、当時は携帯電話もテクノロジーセクターに入っていたってことですかね・・
他の企業に関してはバンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)の上位とほぼ変わらない会社となっています。
では、このETFの値動きを確認してみました。
テクノロジーセクターETF(XLK)直近10年
比較対象としてS&P500、生活必需品セクターETF(XLP)、ヘルスケアセクターETF(XLV)をチョイスして同一期間の値動きを確認してみました。まずリーマンショックを含む直近10年。

テクノロジーセクターということでリーマンショック期間を含むとヘルスケアセクター(赤)や生活必需品セクター(緑)のパフォーマンスを上回りそうと思いましたが、余り差がないとはいえ下回っていました。S&P500(紫)は大きく上回っています。
また、リーマンショック時に生活必需品セクターやヘルスケアセクターよりも下落幅が大きかったことも特徴の一つといえそうです。
では、直近1年の値動きがどうなのか確認してみました。
テクノロジーセクターETF(XLK)直近1年

直近1年で見ると生活必需品セクター(緑)やS&P500(紫)を上回っていますね。特にイギリスのEU離脱後に急速に上昇しておりまして、直近3カ月で見るとディフェンシブセクター系のETFがS&P500を下回る中、好調な状況です。

直近の好調さを見ると、バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)やパワーシェアーズQQQ信託シリーズ1(QQQ)と比較してみようかな
テクノロジーセクターETF(XLK)が直近好調であることが今回わかりました。
見てきますとバンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)やパワーシェアーズQQQ信託シリーズ1(QQQ)と比較してみたくなりました。ベライゾンやAT&Tが1割程度組み入れられている効果もわかるかもしれませんし。
ということで近いうちに調べてみようと思います。
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