大手ネット証券で販売から2年が経過。バンガードのバリュー株ETF(VTV)、グロース株ETF(VUG)の現状を確認
昨年2月にバンガードのETF一挙販売開始がでありましたが、その前の一昨年の10月、何かの予兆のごとく販売開始いなったのが、バリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)でした。
3本の米国籍バンガードETF(VTV、VUG、BNDX)が本日より販売開始
ちょうど1年経過した昨年の10月に一度記事にしていました。
販売から1年が経過して、vanguardのバリュー株ETF(VTV)、グロース株ETF(VUG)はどうなっているのか確認してみた
1年経過してジム・クレイマーが「注目する成長企業群はFANGからFAAAに変更だ」 と言ってたりしてグロース株の中でも大きな変化がみられるようになってきました。
ということでバリュー株ETFとグロース株ETFの現状を調べてみました。
バンガード・米国バリューETF(VTV)
まずバリュー株ETFのVTVから見ていきます。セクター別比率

構成企業上位10社

セクター別の比率では金融がトップで4分1近くです。構成上位10社を見ると比較的セクターの偏りはなさそうに見えますが。バークシャー・ハサウェイもバリュー株扱いになるんですね。比較的他の海外ETFの構成上位と変わらない印象を受けます。
では、グロース株はどうなのか?
バンガード・米国グロースETF(VUG)
セクター別比率

構成企業上位10社

テクノロージーセクターの比率が4分の1占めていますが、2番目に何故かConsumer Cylicals。確かにAmazonが組入れ上位ではありますが。
よく見るとコカコーラとかホームデポ、フィリップモリスの名が。グロース株っぽくないものが結構含まれているようです。
では、バリュー株とグロース株の値動きを比較してみましょう。
バリュー株ETF(VTV) vs グロース株ETF(VUG)
過去10年

過去2年

過去1年

過去10年、2年、1年単位で青:グロース株(VUG)と緑:バリュー株(水色)とS&P500:赤で比較してみました。
過去10年、2年とグロース株(VUG)>S&P500>バリュー株(VTV)が顕著でしたが、この1年だけグロース株とバリュー株のパフォーマンスが逆転しているんですよね。これが何かの契機になっているのか?しばらく様子を見てみようと思います。
せっかくグロース株ETFとバリュー株ETFの組入れ上位を確認しましたので、今週これらの組入れ上位企業について確認していきたいと思います。



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