成長株投資の神に出てくる成長株の専門家4人の投資ルールの共通項とは?
色んな投資関連本を読んでみようと現状考えております。昨日グロース株について取り上げたのですが、グロース株にフォーカスした本を読んでみようと思いパンローリングのサイトで探してみました。
昨日の記事:バンガードのグロース株ETF(VUG)構成上位10社の値動きについて調べてみた
マーク・ミネルヴィニという人の書いた本が良さそうかなということで、迷いに迷って新しい方の本を購入して読んでみました。
マーク・ミネルヴィニはどんな人かというと6年で3万6000%のリターン、年平均リターンは220%を叩きだし、その間に出した損失は1回の四半期だけだったそうです。USインベスティング・チャンイオンシップでも優勝したそうです。この説明だけ読みますとロバート・キヨサキ的な胡散臭さを感じますが、マーケットの魔術師にも出てきている人なので本当なんでしょうね。3万6000%ってどういうこと?と突っ込みたくもなりますが。
この本は投資をしている人から寄せられた130の質問に関して、マーク・ミネルヴィニを含むモメンタム投資家4人が答えていくものです。ちなみに書籍の英語のタイトルはMomentum Mastersなので投資手法的にはモメンタムとグロース株に焦点を当てたものとなっています。
残りの3人はどんな人物かというと以下の通りです。
デビッド・ライアン
オニールの成長株発掘法のウィリアム・オニールの弟子で、USインベスティング・チャンピオンズシップで3年連続優勝。ダン・ザンガー
18カ月で1万ドルを1800万ドルにしたそうです。フォーチュン誌によると投資スタイルが「シンセサイザーで囲まれたロックキーボード奏者」だそうです。マーク・リッチー二世
マーケットの魔術師にも取り上げられたマーク・リッチーの息子。この本を読んでいくと肝は最後の章にあるなと思いました。
4人の五大トレードルールから良いものを抜粋していくと・・
投資手法としては短期の売買をかなりやっているようですし、損切りやカップ・ウィズ・ハンドルなどウィリアム・オニールの本に出てきた投資手法の説明の内容も結構含まれています。
そして最後に肝となる質問がありまして、4人に五大トレードルールはなんですかという質問があります。各人で主なものを抜粋しますと・・
マーク・ミネルヴィニ
- まず、リスクを考える。
- 得られると思う利益よりも大きなリスクを決して取らない。
- 自分のトレードを常に把握しておく。
デビッド・ライアン
- 厳しく規律を守る
- かなりの含み益が得られたら、それを含み損にはしない。
ダン・ザンガー
- オプションは避ける
- 買った銘柄が買値よりも下げているのを決して放置しない。
マーク・リッチー二世
- 常にトレードプランを作ってからトレードする。
- ポートフォリオ全体のリスクをあらゆる方法で計算しておく。
- 自分の資産を守るのと同じくらい、自分の感情に注意を払う。
成長株の投資なので自分の投資手法とは異なる面も結構ありますが、他の章の回答も含めると結局投資で大切なことって以下の4点に絞れるなと思いました。
- ①規則を決める
②決めた規則を守る。
③欲張ってリスクを取り過ぎないようにする。
④投資した資産を放置しない。
④に関してはインデックスファンドに投資していると放置しがちですが、半年とか1年放置してますと流石に決めたポートフォリオとのかい離が大きくなる場合もあります。それを考えると1カ月に1回くらいはポートフォリオを確認しておいた方がいいと個人的には考えていて毎月1日に集計しています。
①~③はどの投資でも当てはまると思います。結局投資をする上では、リスクを取り過ぎない規則を決めてそれを守ること、そして投資した資産を適宜確認することが重要なんじゃないかとこの本を読んで考えました。
個人的には自分のお金をリスク資産に投資しているわけですから、バイ&ホームワークで空いた時間で本なりブログなりネットor新聞の記事なりで学習することも重要じゃないかなと思います。


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