トランプショックで株価が急落。こんな時に再度確認したいこと
まさかの大逆転劇でトランプ大統領誕生という結末になったアメリカ大統領選の影響で、日経平均は900円を超えるマイナスとなりました。他の国の株価も軒並み下落している状況です。
前日夜にBSフジのプライムニュース(地上波とは違いいろんな意見の人を呼んでいていい番組だと思います)を見ていて、コメンテーター3人ともに「隠れトランプ支持者がいる」とか、アメリカのサイトよりもヒラリーが僅差で勝利の予測表を出したりしていたので、何か気配がおかしいと思いました。
その後、予測サイトで大票田のフロリダがトランプからクリントンに変わったのを見たのでクリントン有利のように見えましたが、一夜あけるとBrexitの再現となりました。
アメリカ大統領選挙の結果は昼見て、昨日の夜クリントン優勢だった州が3つはトランプに変わっていたので、トランプが勝つなと。定時退社しなきゃならず仕事でバタバタしてましたが、イギリスのEU離脱同様歴史が変わった場面になるやもしれないと思いましたね。
円高で一気に101円とかなってるの見て、今月は先月比マイナスだなと考えていましたが、以下のForbesの記事やバンガードからの手紙を読んだら不思議と気持ちが落ち着きました。こういう政治的混乱と株価の下落が同時に来た時に再度確認したいことだったので、抜粋してみました。
トランプ勝利でもパニックになるな 株式専門家らのアドバイス
トランプか、ヒラリーか、米国大統領選挙の行方を世界は固唾を飲んで見守っている――。今後のアメリカの外交政策や移民にからむ問題、妊娠中絶に関する女性の権利など、選挙結果は様々な問題を左右する。なかでも人々の最大の関心事の一つが株式市場の行方だ。
Forbesの記事に書かれている株式専門家らのアドバイス
- 「気持ちを落ち着けて、ポートフォリオを冷静に見つめることが大事です。もし、株価が大きく下落して株を手放そうとしても、もう既に手遅れなのです」
「気分が高まっている時は、冷静な判断が出来ません」
「一時的な環境の変化で投資方針を変えることは、良い考えとは言えません」
「最悪なのは市場がボラティリティに満ちている時に、投資方針を変えてしまうことです。誰が大統領になろうと、市場が回復する時がやってきます。その時こそ、投資の方針をじっくり考える時なのです。今はただ、待つことです」
バンガードからの手紙に書かれていたこと
- 1853年以降の民主党と共和党それぞれが政権を担った時期毎の米国株式市場の名目リターンを調べたところ、同じ11%。
- 「結局、短期的な出来事やニュースは、投資家の皆さまが自分自身でコントロール出来る原則と比べると、投資で成功する上でさほど重要ではないのです。」
- 明確な投資目標、分散の確認、低コスト、長期投資の視点が重要
要するに短期の大きな変動に一喜一憂せず、落ち着いて行動すること。落ち着かないのであるならば、自分のポートフォリオや投資目標で何かおかしなことがないかを確認する。また、止まない雨はないわけですから、嵐が通り過ぎるのをじっとして我慢する。これが重要だなと思いました。
やっぱり人間ですから、株価の大きな変動があると動揺しますが、ここで狼狽したら何にもなりません。明鏡止水のように、心を磨き澄ませるように私もなりたいものです。
少し様子を見て動揺が2週間以上続くのであるならば、ボーナスを使ったNISA枠の投資を1カ月前倒しすることも検討してみようかなと思います。
アメリカ大統領選挙、上院、下院全て共和党が勝ったのも世界的な流れか?
色んな分析はされるでしょうが、私が思ったのは、EU離脱投票に関しても、日本の安部政権誕生から今に至るまでの衆参総選挙、そして今回のアメリカ大統領選と上院下院、全て保守寄りの方が勝って、リベラルが負けてるんですよ。
移民にしても元からいて困っている人を助ける方が先なのに移民の方を先に助けたり、平和平和と唱えながらそれ以外の意見を無視するは、警官に暴力をふるう人。こういう理想主義的なリベラルの考えの否定が世界的に広がりつつあるんじゃないですかね?この流れで行くとドイツも来年メルケルが続投になるか怪しい感じがしますが・・


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