主要インデックスファンド(新興国株式)の過去1年の資金流入を確認してみた
ニッセイアセットマネジメントの運営するインデックスファンドがまた信託報酬の値下げを行ったり、iFreeやひとくふうなどの新しいインデックスファンドが登場してきている昨今。
先月、主要な先進国、全世界のインデックスファンドの総資産および過去1年の資産の増加を確認しましたが、予告通り他のカテゴリについても確認してみようと思います。
関連記事:主要インデックスファンド(外国株式、全世界株式)の過去1年の資金流入を確認してみた
今回はあえてニッセイが展開していない新興国株式について見ていこうと思います。
今回ピックアップしたのは以下のファンドです。
SMT アジア新興国株式インデックス
i-mizuho新興国株式インデックス
SMT 新興国株式インデックス・オープン
野村 インデックスF・新興国株式
i-mizuho東南アジア株式インデックス
インデックスF海外新興国株式
eMAXIS 新興国株式インデックス
三井住友・DC新興国株式インデックスF
EXE-i 新興国株式ファンド
iFree新興国株式インデックス
ひとくふう新興国株式ファンド
個人的に気にしているアジア新興国とか東南アジアのインデックスファンドは一応0.6%台のコストだったので入れてみました。
ピックアップしたうち、ひとくふうとiFreeは販売開始されたばかりですが、現状の資金流入がどうなっているか気になるので追加しました。為替ヘッジのファンドは外してeMAXIS、SMTという私が資産運用始めた頃の2強的なところから、普段経費率のランキングから除外されていることもあるEXE-iとかも入れてみました。
では、これらのファンドの現状の総資産、そして1年前からの資産増加額を確認してみます。
新興国株式の主要インデックスファンドの総資産額一覧

※11/22たわらが抜けてたので追加
i-mizuho新興国株式ってコスト0.45%だったかなぁと思ったのですが、モーニングスター上では記載されているのでそのまま掲載しています。普段追っかけてないのでコストがこんなだったか記憶にないのですが。
一応コスト上は二極化していますが、資産総額が100億超えているSMTとeMAXISが抜けているという状況ですね。3番手もインデックスFも0.6%台後半ですし。
ひとくふうとiFreeはコストや特徴ある運用をしているという意味で運用開始から1年経ってないのに載せましたが、資産が目立って流入しているとはいえなさそうです。
では、直近1年の資産増加額はどうなっているのでしょうか?
新興国株式の主要インデックスファンドの過去1年資産増加額一覧

※11/22たわらが抜けてたので追加
ちなみにこれらのファンド自体の過去1年のパフォーマンスはモーニングスター上で確認したところ、東南アジアも新興国もだいたいマイナス5~7%前後程度です。資金が流入していないと総資産が減っている可能性がありますが、一応どのファンドも増えてますね。一覧表を見ると、資産総額が小さい分伸び率が大きいファンドもあります。
資産規模で30億を超えていて且つコストも0.3%台になりそうなEXE-iは、この1年で大きく増加しています。
EXE-iは中小型株式と新興国株式はコストが安く、ファンドを構成しているバンガード等のETFは経費率の値下げが年1ぐらいであってその恩恵を受けれる構造のため、私のようにファンド設定以来投資を続けている人は結構いると思います。
積極的に動いているニッセイも何故か新興国株式を出していません。iSharesの新興国国別ETFの経費率も0.6%付近から特に下がっていない状況ですので、中々安いファンドを出すことが新興国株式では難しいのかもしれません。
とはいえ昨年の今頃からの一連のインデックスファンドの動向を見ておりますと、そろそろ動く会社も出てきそうな気もしますが・・
近いうちにバランス型ファンドでも調べてみようと思います。


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