主要インデックスファンド(バランス型ファンド)の過去1年の資金流入を確認してみた
ニッセイアセットマネジメントの運営するインデックスファンドがまた信託報酬の値下げを行ったり、iFreeやひとくふうやたわらなどの新しいインデックスファンドが登場してきている昨今。
先月、主要な先進国、全世界のインデックスファンドの総資産および過去1年の資産の増加を確認しましたが、予告通り他のカテゴリについても確認してみようと思います。
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今回はファンドによってはない場合のあるバランス型ファンドについて見ていきたいと思います。
今回ピックアップしたのは以下のファンドです。
野村 インデックスF・海外5資産バランス
野村 インデックスF・内外7資産バランス・H型
eMAXIS バランス(8資産均等型)
eMAXIS バランス(波乗り型)
eMAXIS バランス(4資産均等型)
SMT インデックスバランス・オープン
三井住友・DC年金バランス50(標準型)
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
iFree 8資産バランス
セゾン バンガード・グローバルバランスF
※モーニングスターのカテゴリでバランス型で検索して拾ったものに不足分と思わしきファンドを追加しています。
eMAXISはストライカーやらディフェンダーやらありますが、余りにも数が多すぎるので主なものに絞ってます。抜けてるものがあるかもしれませんが、そこは確認範囲に及んでいないかも知れませんのでご了承ください。
では、これらのファンドの現状の総資産、そして1年前からの資産増加額を確認してみます。
バランス型のファンドの主要インデックスファンドの総資産額一覧

eMAXISは上記に上げたファンド以外にもバランス型ファンドがありますが、販売開始から1年経過していないのと数が多くなってしまうので除外しています。
参考記事:ポジション別?eMAXIS目標リスクごとに最適化されたバランスファンドを設定
コストはだいたい0.54%に固まっていますが、iFreeが大きく下回る値で8資産バランスファンドを登場させました。iFreeのファンド同士で比較するとiFree NYダウ・インデックスに続いていて、外国株式や新興国株式よりも資産が上です。それなりに需要はあるってことじゃないですかね?
DC型のファンドやセゾンのバランス型ファンドも含めて載せていますが、その2つを除くとeMAXISが頭一つ抜け出ています。同時期に販売開始になった波乗り型は余り資産が増えていないように見えますが・・やっぱりシンプルなのがいいとうことですかね。
SMTや野村のバランス型ファンドも規模がそこそこ大きくなってきています。では、過去1年の増加率はどうなっているでしょうか?
バランス型のファンドの主要インデックスファンドの過去1年資産増加額一覧

eMAXIS バランス(4資産均等型)が異様な数値になってますが、前年同時期0.12億で現在1.92億ですので1500%になっています。
一覧を見るとどのファンドも基準価格は1年前より下がっていますが、総資産は増えています。そんな中、ニッセイの4資産均等型は資産が流入していると言っていいでしょう。仮に同程度の経費率で8資産バランス型出せばそれなりに需要があるんじゃないかと思いますね。
先頭を走るeMAXIS8資産均等に対して、新興国REITが含めたバランス型のSMTと為替ヘッジかけてる野村の7資産にもそれなりに資金が流入しています。資産の増加率を見る限りそれなりに需要があるってことだと思います。
この表を見ていると投資する資産の数の多い方が需要ありそうですが、4資産均等型もそれなりに需要があるように見えます。これが1年経ってどうなるかはまたの機会に調べてみようと思います。
国内株式や先進国債券も調べてみる価値はあるかなと思いますが、思っていたより調べるの大変だったので、元気があった時にでもやろうと思います。


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