バンガードが去年同様クリスマスの時期にETF11本の経費率をコストダウン。しかし米国ヘルスケアセクターETF(VHT)は・・
昨年もクリスマス前の時期にバンガードが多くの米国籍ETFの経費率を下げたことがあったのですが、今年もクリスマス前後の時期に号外のメールが届きました。
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今回経費率改定があったのは以下の12本のETFです。
バンガード・超長期米国債ETF(EDV) 0.10%→0.07%
バンガード・米国中期社債ETF(VCIT) 0.10%→0.07%
バンガード・米国中期政府債券ETF(VGIT) 0.10%→0.07%
バンガード・米国長期社債ETF(VCLT) 0.10%→0.07%
バンガード・米国長期政府債券ETF(VGLT) 0.10%→0.07%
バンガード・米国モーゲージ担保証券ETF(VMBS) 0.10%→0.07%
バンガード・米国短期社債ETF(VCSH) 0.10%→0.07%
バンガード・米国短期政府債券ETF(VGSH ) 0.10%→0.07%
バンガード・米国メガキャップ・グロースETF(MGK) 0.09%→0.07%
バンガード・米国メガキャップETF(MGC) 0.09%→0.07%
バンガード・米国メガキャップ・バリューETF(MGV) 0.09%→0.07%
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT) 0.09%→0.10%
長中期の社債、政府債券とメガキャップ関連が0.10%とか0.09%が0.07%になってる感じなのですが、一番下にひっそりとコストが上昇しているETFが。
私が保有している「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」でした。
そもそもなぜヘルスケアセクターETFだけ0.1%を切っていたのか謎
そもそもバンガードの米国セクター別株式ETFは昨年の12月まで0.12%だったのを、0.10%にさげたのが昨年末。しかし、この時なぜかバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)のみ0.09%になっていました。
不思議に思ってファンドの総資産とかも調べたのですけど、昨年12月時点では、情報技術セクターETF(VGT)の方が資産規模は大きかったです。
今年に入ってからの値動きはS&P500(以下紫)と比較して、ヘルスケアセクターETF(緑:VHT、赤:SPDRのXLV)はさえないパフォーマンスが続いていますけど、じゃあ何故昨年0.09%にしたのか謎です。資金が期待より流入しなかったってことなんですかね?

とはいえ他社のセクター別ETFと比較するとコスト面では頭一つ抜けている
しかし、米国ヘルスケアセクターに投資するETFのコストを見ますと、ヘルスケア・セレクト・セクターSPDRファンド(XLV)が経費率0.14%。
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)は小型株中型株も構成に含まれている上に、構成銘柄数もXLV62社に対してVHT367社とXLVの約6倍です。
分散が効いていますし小型株効果も期待できますので、これからもバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)へ投資をしていく予定です。
昨年から今年の初めにかけてさえなかったエネルギーセクターETFもかなり上がっていますので、来年はヘルスケアセクターが反転する可能性も結構あるんじゃないでしょうか?仮に反転しなくてもディフェンシブセクターであるヘルスケアセクターETFを安値で買えるのは悪くはないかなと思います。


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