年に1度の金の報告書が来たので金関連ETFを調べてみた
確定申告の開始が迫っておりますので職場でも源泉徴収票が届く時期になりました。改定申告と関係があるのかもしれませんが(金に関しては売却する気が全くないので調べてません)、毎年この時期に三菱マテリアルから純金積立の報告書が届きます。
昨年の記事:年に1度の金の報告書が来た(2016年編)
2016年までの成績を見ますと、12月末時点の価格/12月末時点の積立金額で計算すると約-2.4%のパフォーマンスでした。昨年の今頃の時期より金価格は高いように見えますがマイナスですね。もしかして2015年終了時点ではもっとマイナスだったのかもしれません。
報告書に話を移しますと、継続ボーナスを0.01921gゲットしました。昨年よりもボーナス量は増加しており、5年続けてきた効果が表れたと言えそうです。有事の際に役立つ可能性がありますので引き続き積立てていきたいと思います。
さて、私がよく読むとあるブログでは結構な頻度で金鉱株の記事が載っているのですが、私は投資対象とはしてないものの金価格の変動は純金積み立てをやっているため気になりますので、金関連のETFのパフォーマンスを調べてみました。
主な金関連ETF
金関連のETFに関しては主なものとしては昨年調べた以下のETFが上げられます。参考記事:金関連ETFを調べてみた(2016年編)
SPDRゴールドシェア(GLD)
マーケット・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)
マーケット・ベクトル・中小型金鉱株ETF(GDXJ)
今年はこれに加えてモーニングスターのセミナーの資料で(参考記事:20分遅刻したけどモーニングスターETFカンファレンス2016に行ってきた)、2016年5月~2016年10月のSBI証券の買付ランキングの上位25本にランクインしていた以下の2本も比較してみようと思います。
Direxion デイリー金鉱株ブル3倍ETF(NUGT)
Direxion デイリー金鉱株ベア3倍ETF(DUST)
ブルベアの○倍とかで見かけるディレクションのETFが買付4番目だったのが非常に驚きでした。DUSTって意味深なティッカーですね。ということでまとめてこの機会にパフォーマンスを見てみました。
直近1年の金関連ETFの値動き

画像引用元:StockCharts
ブル(NUGT:ピンク)、ベア(DUST:水色)は期待通りの動きというべきでしょうか。5月から10月の期間だとブルはパフォーマンスがいいので資金が流入していたんでしょうね。
グラフが上下に突き抜けているETFのせいで非常に見にくくなっていますので、金と金鉱株に限定してS&P500と比較してみますと・・

画像引用元:StockCharts
金鉱株が1年で大きく上昇していることがわかります。また、金鉱株は小型株効果があるようです。金(赤)とS&P500(桃)の値動きが小さくわかりやすいのですが、S&P500が下がった左端2016年2月頃金ETF(GLD)が上昇し、逆にアメリカ大統領選挙後は金が下がって、S&P500も上がっていることから逆相関性があるといっていいでしょう。
過去5年の金関連ETFの値動き
では、金ETF(GLD)と金鉱株ETF(GDX,GDXJ)とS&P500を私が純金積立を始めた過去5年で見てみましょう。

画像引用元:StockCharts
S&P500が上昇し続けるのに対し金関連のETFは大きくマイナスです。ただし、短期的な調整があった時は金関連のETFの価格は上昇してるように見えますので、今後大きな調整があると考える場合は投資先としてはありではないかと考えます。
私個人ですと純金積み立てをやっているのでETFでの投資は今のところ行うつもりはないです。


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