ジェレミー・シーゲル大いに語る「ダウ平均は今年21000~22000ドルまで上昇するだろう」
経済誌というと東洋経済、ダイヤモンド、プレジデントあたりが上げられると思うのですが、これらの3つに関してはWEB上である程度記事が読めるためにわざわざ毎週買うということはないですね。
それ以外に関しても自分が特に買いたいと思うものがないと買わないので3,4カ月に1回程度の頻度なのですが日経マネーの3月号に関しては、ジェレミー・シーゲルのインタビューが載っているとのことで購入して読みました。
昨年の記事:シーゲル派の教祖ジェレミー・シーゲル、強気の相場観は維持
さて、今年に関してシーゲル大先生はどんな発言をしているのか?まずは昨年の発言を振り返ってみましょう。
2016年展望の結果
- 今年後半に米国市場は持ち直す可能性が高い。→◎
- ただし、原油価格、コモディティ価格、中国経済には要注意。→△
- 金融危機が今年に発生することはない。→○
- 長期的に米国と日本の株式市場には投資する価値がある。→昨年は○
原油価格、コモディティ、中国経済に要注意ということで、原油価格に関しては年始に関しては混乱がありましたけど、その後原油価格は上昇。落ち着いた感がありました。
ただ、それ以外に関しては当たってるんですよね。アメリカと日本にポジティブなのもあるでしょうけど。では、今年はどうなのか主な展望をまとめてみました。
2017年の展望
- ダウは2万1000ドル~2万2000ドルまで上昇。
- 5年以内に2万5000ドルに到達すると考えるが早まる可能性はある。
- 今は新興国投資の好機。
- 今年に株の暴落は起きない。
- グローバルに分散投資すべきだ。
- ハイイールド債券は好ましい、金などのコモディティは長期投資の対象として好ましくない。
- トランプのインフラへの投資に関しては確信が持てない。
- 最大のマイナス要因はトランプが引き起こすかもしれない貿易戦争や通貨安戦争だ。
主だった概要をまとめました。詳細は雑誌を見ていただきたいです。ちなみに日本の個人投資家に薦めているのは「ファンダメンタル加重インデックス」といったスマートベータ指数に連動するETFが好ましいとのことです。
基本的にアメリカ、日本に関してポジティブで、今年はそれに新興国株式が加わったという感じがします。一応欧州に関してもインタビュー内で言及はありました。
長期投資を推奨していますが、各指標に関しては調査しているようでインタビューも内容に筋がとっているなと思いましたね。
今年のリスクに関してはトランプの政策を危惧しているようでした。個人的には1月から3カ月は様子見だと思いますが、その後どう動くかが問題だと思います。共和党からも嫌われていた候補でしたので、上院下院ともに共和党が多数ですけど、4年の間に弾劾という可能性はあるんじゃないですかね。


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