海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2017年1月編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。
先月の記事:海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2016年12月編
ドル建てで先月はどうだったのか確認してみます。
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) BUY
- IFGL(米国除くREIT) SELL
IYR(米国REIT) SELL
- KXI(世界生活必需品) SELL
IXC(世界エネルギー) BUY
IXJ(世界ヘルスケア) SELL
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) SELL→BUY
VB(米国小型株) BUY
- BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL
VDC(米国生活必需品セクター) SELL
VHT(米国ヘルスケア・セクター) SELL→BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) BUY
VGK(ヨーロッパ) SELL→BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) BUY
先月同様株式ETFが好調で、債券系ETFとREIT ETFが不調の状況です。株式は全部BUYになる気配が今のところあります。
さて、先月末に変化があったのは、バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF (VHT)、バンガード・FTSE・ヨーロッパETF (VGK)、バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF (VSS)の3本のETFです。
欧州ETFのVGKと米国外小型株のVSSがこうなるわけですから、欧州の株価が持ち直しつつあるんでしょうね。ただし、欧州の今年の政治的なスケジュールを見ると去年のイギリスのEU離脱の頃のように大きく上下に振れる可能性は高いと思いますね。
同様のことは米国ヘルスケア・セクターETF (VHT)にも言えます。トランプ政権から薬価のことを突っ込まれるとまた下落ということがありそうです。ただでさえトランプの発言に株価が変動していますし(単に理由をトランプに押し付けている面もありますが)。
ともあれ昨年後半のエネルギーセクターの回復を見ますとヘルスケアセクターもいつかはその時が来るはずと思いまして、今年もBuy & Holdしていきたいと思います。


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