お菓子市場の世界市場シェア上位の企業を調べてみた
大学生の頃なんかは研究室で業務スーパーで買ってきたくそでかいポテチを食べながら、研究室で遊んでいた時代がありました。少なくとも4人で分けたとはいえ相当なスナック菓子を食べていたものです。
流石にアラサーになってスナック菓子を食べる量は減ってますけど基本ポテチ大好き人間なわけです。でも健康は気にしたいということで最近はかぼちゃとたまねぎのベジップスを食べることが多いです。量少なめですので食べ切れますし。
そんなお菓子は当然世界各国であるわけで、世界シェアってどうなってるんだろうかとふと思ったので今回調べてみました。割と需要が減ることはなく、景気に左右されないような印象があるんですよね。
ファストフードチェーンの記事:ファストフードチェーンの世界市場シェアを調べてみた
ファストフードチェーンの記事のように世界シェアを調べてみたところ以下の順番でした。
モンデリーズ(MDLZ):ナビスコ、オレオ、リッツ、クロレッツ
マース:スニッカーズ
ペプシコ(PEP):ポテチやチーズのお菓子も売っている
ネスレ:キットカット、エアロ
フェレロ:イタリアの食品会社、ヌテラ
ザ・ハーシー・カンパニー(HSY):アメリカで最大手のチョコレート製造会社
マースは非上場で、ネスレやフェレロは欧州の企業です。世界シェアでは、上位3社のモンデリーズ、マース、ペプシコのシェアが抜けていてその後はやや規模が小さくなります。
S&P500と比較してみたいのですが、これだけだと3社のみですので、有力消費者ブランドを支配する10の大カンパニーの中からゼネラルミルズ(GIS)、ケロッグ(K)、ユニリーバ(UL)をチョイスしてS&P500と比較してみました。
モンデリーズ、ペプシコ、ザ・ハーシー・カンパニー、ゼネラルミルズ、ケロッグ、ユニリーバ vs S&P500 直近1年

まず過去1年でS&P500と6社で比較してみますとS&P500が一番パフォーマンスがいいという結果に。ゼネラルミルズ(GIS)やザ・ハーシー・カンパニー(HSY)なんかは急上昇、急降下をしていて値動きが荒い企業もあります。
ユニリーバは決算はそんなに悪くなさそうなのですがよくないですね。最近発表されたユニリーバ2016年度決算は実質増収増益のようで不思議な感じですけど。
では、過去10年で見てみるとどうなのでしょうか?
モンデリーズ、ペプシコ、ザ・ハーシー・カンパニー、ゼネラルミルズ、ケロッグ、ユニリーバ vs S&P500 直近5年

リーマンショック期間を含むのですが、S&P500は2008年からずーっとパフォーマンスが6社と比較して悪い状況。リーマンショックの底の時期(2009年前半)を見ると今回取り上げた6社は、下落相場のパフォーマンスもいいように思われますね。
日本のお菓子メーカーも同じ傾向があるかカルビーを過去5年でTOPIXや日経平均と比較してみますと、アベノミクス相場前からものすごい勢いで上がっていました。

昨年亡くなりましたが、数多くの上場企業の大株主だった竹田和平氏も「タマゴボーロ」で有名な竹田製菓の代表取締役でした。こうしてみると、国内株式や米国株でポートフォリオを作る場合、お菓子関連の企業の株式をポートフォリオを組み込むのは面白いかもしれないなと調べていて思いました。


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