バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)や新興国株(VWO)、欧州株(VGK)も経費率を値下げへ
昨日、バンガードのETF4本の経費率が値下げになったという記事を書きましたが、バンガードの日本語サイトだと4本だったんですけどどうも他にも経費率が値下げになっているETFがあるようです。
昨日の記事:バンガード、米国高配当株式ETF(VYM)等ETF4本の経費率を値下げ
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ETF Watch: More Vanguard ETFs See Fees Reduced【悲報】Vanguard、ETF のコストを変更。値上がりもあり
どうやら値上げになったETFもあるようです。調べてみると米国高配当株式ETF(VYM)の世界版であるVanguard International High Dividend Yield Index ETF (VYMI) が、0.30%から0.32%に変更になったようです。
関連記事:日本でも購入できるようにしてほしい。Vanguardが米国外高配当系株 ETF を公開
ちなみにVanguard International High Dividend Yield Index ETF (VYMI)は販売開始からようやく1年がたとうとしているぐらいのETFです。1年でコストを上げるというのはちょっと不思議な感じがしますが・・
さて、今回コストダウンになったETFは以下の通りです。
追加で経費率が下がったことが判明したETF一覧
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO) 0.15% → 0.14%
バンガード・FTSE・ヨーロッパETF(VGK) 0.12% → 0.10%
バンガード・FTSE・パシフィックETF(VPL) 0.12% → 0.10%
バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU) 0.13% → 0.11%
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 0.14% → 0.11%
バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS) 0.17% → 0.13%
Vanguard Global ex-U.S. Real Estate ETF (VNQI) 0.18% → 0.15%
Vanguard Tax-Exempt Bond Index ETF (VTEB) 0.12% → 0.09%
英語表記のままなのは日本の大手ネット証券では買えないETFです。VNQIはアメリカ除くREIT、VTEBは連邦税が免除される投資適格地方債に投資しているようです。
先に4本経費率値下げになったのがVYM、BNDX、VXUSで、その後値下げが判明したのがVT、VEU、VSS。実はこの流れ昨年と全く同じなんですね。しかも2月末と時期も同じ。このペースで行くと数年後どうなるのか非常に気になるところです。
昨年のバンガードETF経費率値下げ記事
Vanguard VYM、BNDX、VXUSの経費率値下げ追加でVanguard ETF3本(VT、VEU、VSS)経費率値下げ
iShares Core ETF vs バンガード ETFの比較 更新版
今回の経費率値下げを反映してiShares Core ETF vs バンガード ETFの主要カテゴリコスト比較表を更新しました。色つきが今回経費率の改定があったETFです。

この様子ですと、バンガード米国増配株式ETF(VIG)やバンガード・スモールキャップETF(VB)あたりのコストダウンも時間の問題でしょうね。S&P500なんか10年以内に経費率0%とかになってるかもしれないですね。


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