海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2017年2月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。
先月の記事:海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2017年1月編
ドル建てで先月はどうだったのか確認してみます。
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) BUY
- IFGL(米国除くREIT) SELL
IYR(米国REIT) SELL→BUY
- KXI(世界生活必需品) SELL→BUY
IXC(世界エネルギー) BUY
IXJ(世界ヘルスケア) SELL→BUY
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) BUY
VB(米国小型株) BUY
- BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL
VDC(米国生活必需品セクター) SELL→BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) BUY
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) BUY
先月同様株式ETFが好調の状況で、債券ETFの価格がじりじりと下がっている状況が続いています。
先月末に変化があったのは、iシェアーズグローバル生活必需品ETF(KXI)、iシェアーズグローバル・ヘルスケアETF(IXJ)、iシェアーズ米国不動産ETF(IYR)、バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)の4本です。
今月の集計は先週に行ったのですが、1月末からヘルスケアセクターと生活必需品セクターかなり上昇しているように見えました。一応S&P500と比較してみました。

ピンクのS&P500よりも生活必需品セクターやヘルスケアセクターはパフォーマンスはいいです。特にヘルスケアは2カ月で10ドルを超える上昇です。薬価の問題は解決したんですかね?
さて、一方債券ETFはバンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)が80.01まで下がりました。70ドル台だったのって過去5年で2013年12月頃くらいで後は安定して80ドル台だったので80ドル切るとなると一つの変化となりそうです。
近いうちに利上げがありそうな状況ですので更に価格が下がるようならばボーナス時に多めに買う選択肢はありだなと考えています。利上げ後は大きな調整の可能性が高まると考えますので、守備面を多少なりとも考えた投資を行いたいと思います。


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