カラオケに招き猫?駅広告を見て気になったのでカラオケの国内シェアについて調べてみた
ひふみ投信の藤野氏は街中に投資のヒントがあるという話をしていたと記憶しているのですが、私も街や電車での移動中に結構周囲を見ながら、こんな広告出てるんだとか、この店に人が無茶苦茶並んでいるなという光景を見て、世の中の流れ的なものを観察するようにしています。
例えば、特に出張でよく使う駅のホームに降りる階段にある広告が目につきやすいのです。某駅はラブライブ→アイドルマスター・シンデレラガールズ→Shadowverse→アイドルマスター・シンデレラガールズという感じで変化しているわけですが、このうち3つがCygamesのものなんですよ。
これを見るとCygamesは勢いあるなと思えるんですよね。関連CMも流してますし、Cygamesがスポンサーになっているサガン鳥栖(社長が佐賀出身のため)はマガト監督やブッフォンにオファーを出すなど景気の良さがわかります。
そのため駅とか電車内の広告って投資のヒントになるんじゃないかと結構見るようにしています。電車内の広告によってはベストセラーの本とかも載っていますしね。
最近気になったのは、出張先でよく使う駅のでかい看板がカラオケのまねきねこの広告になっていたのです。このまねきねこのカラオケ店、最初に遭遇したのは車で運転中に郊外店を見た時でしたが、その時はローカルなカラオケ店なんだろうな程度にしか思ってませんでした。ところが最近普通に街中でも見るようになってきたんですね。更に駅に広告を出すようになってきました。
カラオケ関連のシェアに大きな動きが起きているのでは?と思いましてカラオケ関連のシェアについて調べてみました。
国内カラオケシェア
まず、国内のカラオケ施設と参加人口の推移ですが、参加人口は横ばいなのにに対し、カラオケルームはやや増加傾向にあるようです
カラオケ施設と売上の推移
さて、では店舗数の内訳を見てみると、2015年時点で以下の通りです。
1. ビッグエコー(388店) 第一興商(7458)
2. まねきねこ(369店) コシダカHD(2157)
3. カラオケBanBan(331店)
4. シダックス(283店) シダックス(4837)
5. コート・ダジュール(168店) AOKI HD(8214)
カラオケの鉄人の鉄人化計画(2404)が4月から3位のカラオケBanBanの傘下になるそうです。5番目のコート・ダジュールって紳士服のAOKI傘下なんですね。ネットカフェで使ったことある快活CLUBもAOKI傘下でした。
さて、これらのカラオケ関連企業の株価ってどうなっているのか?カラオケBanBanが鉄人化計画を傘下にするので、鉄人化計画を5社目に組み入れて調べてみました。
国内カラオケシェア上位の株価推移
まず、過去5年のカラオケシェア上位の企業の株価を比較してみました。

この間TOPIXは約2倍になっているのですが、赤の第一興商と青のコシダカHDが好調でTOPIXを上回っていますが、緑のシダックスと黒の鉄人化計画は冴えません。
では、リーマンショック前から過去10年だとどういう値動きになるのか確認してみると・・

TOPIXは過去10年でマイナスの状況ですが、その中で大きく株価を伸はしているのが赤の第一興商と青のコシダカHD。店舗数で1番と2番目ですし、コシダカHDのまねきねこのカラオケ店を街中でみかけるようになったのも納得です。
カラオケ関連市場はなかなか差別化しにくい市場で国内市場は頭打ちではありますが、結構海外、特に台湾とか東南アジアに需要があるんじゃないですかね。今後業績を伸ばすのであれば海外がカギになるんじゃないかなと今回シェア等を調べていて思いました。



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