経済状況がアップダウンすることはチャンスが増える。ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさいを読んで
最近、個人的に行動経済学やファイナンス関連に関心を持っておりまして、感想を書いた本の数も増えてきています。
行動経済学やファイナンス関連の書籍の記事
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これらの本を読んでおりますと、仕事が佳境の状況ですので、今やってる仕事なんかよりファイナンス関連の仕事の方が面白そうと考えたり。まぁ、実際に仕事にすると辛さ極まりないものかもしれませんが。
さて、これらの本に関してはAmazonの経済や投資関連の本のランキングの上位にあるものをチョイスして読んでいるわけですが、比較的貯金で上位に来ていたビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさいが気になったので購入して読みました。
個人的には財務関連の部門の人は読んでおいて損はないと思いますし、ファイナンス=意思決定の技術と定義していますので、経営者や経営幹部、経営企画に携わる業務を目指している人向けだと思います。
事例としてウォーレン・バフェットやスティーブ・ジョブズ、孫正義、イーロン・マスクが紹介されているわけですが、個人的にM&Aの事例を読んでいると、著者がM&Aは社会悪ではなく経営者の能力を競い合う活動と定義するのは共感できました。
そして、特にいいなと思ったのは254pに書かれているこの内容ですね。
ファイナンス関連の内容が多かったのですが、投資に関して書かれていたこの個所はこの本で一番重要だなと思いました。経済状況がアップダウンすることはチャンスが増えると言うことでもあり、とてもいいことなのです。
しっかりとしたファイナンス的な視点を持ち、投資仮説を立てながら資金を運用し、それがうまくいけば喜び、間違っていた時は反省する。
ファイナンスを勉強し幅広い視点を身につけていくことが重要であり、その思考はみなさんが携わっているビジネスを支えることや、ビジネスを飛躍させることにつながっていくでしょう。
現状の金融市場は複雑化していて政策でもかじ取りが難しいものになりつつあります。トランプ政権の政策でニューヨークダウが上下に振れているのを見ればよくわかります。
こういう厳しい状況の時代だからこそ、生き延びるためにファイナンスを培って普段から仮説を立てる。そして、経済状況がアップダウンするチャンスを活かして資産を増やしていくことが重要になるのではないかと考えました。


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