新入社員にお薦めしたい「仕事ができるやつ」になる最短の道
4月3日になりまして私の仕事もひと段落したと同じタイミングで新入社員らしき人達を見る時期になりました。今年は先週寒かったせいで桜の開花も遅れているぐらいで、まだコートを着ている人も多いわけなんですが、通勤中の電車で同じ会社の新入女性社員らしき人たちが6人ぐらいいました。スーツどころか全員コートの色が全く同じでした。
同じ服着てこいって制度があるんですかねぇ?個人的にはここまで統一させる必要があるのかと見ていて思いましたが。就職活動時から一緒である必要あんのかなと思うんですけどね。
しかし、新入社員って目がキラキラしていますよね。私は2年目に目が死んでいると言われる状態になりましたけど。そんな私が言うのもおかしいんですけど、1月ぐらいに読んで、新入社員には結構ためになると思った「仕事ができるやつ」になる最短の道について今日は紹介しようと思います。
大雑把な内容を説明すると、仕事に関して「短期的に役立つ話」から「長期にわたって役立つ話」までの時間順に体系化してまとめたものです。
著者の安達氏は世界4大会計事務所であるDeloitteに在籍した12年間、コンサルタントとして大企業・中小企業あわせて1000社、8000人以上見てきた人なので書いてることに説得力があります。
個人的に良いと思ったのは今日と1週間でできる短期的な施策の2点ですね。
アウトプットを中心に据えて、まずはやってみるということ
今日からできることでアウトプットを中心に据えるとスキルアップのスピードが大きく変わるということが書かれていました。
仕事でインプットから始める人も結構いますけど、安達氏が出会った人を見ると仕事のできる人たちは概ねアウトプットを先にする人が多かったそうです。個人的にはアウトプットを中心にすることで、まずはやってみるってことが重要なんじゃないかと。知識が身につきやすいと思います。
また私もそうでしたが、新入社員って萎縮して色々聞けないケースって多いと思うんですよ。わからないまま資料とか本読んでも理解が進まないのでまずはやってみることって重要やと思います。これを応用してわからないことや疑問点をうまく会社の上司等に伝えられるようになっていけば成長も早いでしょう。
仕事をまかされたらなにをすべきか8箇条
2つ目は1週間程度でできることに上げられていた仕事をまかされたらなにをすべきか8箇条ですね。
①納期を確認する。
②成果を仕事の依頼者と合意する
③仕事を分割する
④難しい仕事から取り掛かる
⑤行き詰ったら即相談
⑥説明責任を果たす
⑦自分でゼロから考えず、前例を探す
⑧人への依頼は早めにし、①~⑦のことを守らせる
基本的なことなんですけど、実際に仕事をやっていると上手くいかないことって新人の時は多いです。だからこそこの8箇条を見れるような状態にしておいて、仕事を頼まれた時に各項目大丈夫か確認するは役立つと考えます。
特に③はいいと思いますね。新人だと雑用とかも押しつけられると思いますので、仕事を分割してやらなきゃいけない項目を洗い出すこと。仕事が詰まったことがあればその項目を更に細かくする等応用していくといいでしょう。
①~⑧をちゃんとしていても、先輩や上司が間違った方向に走ったり、顧客がゴネてダメだったということもあります。それでもこの8箇条を守っていれば上手くいく確率は上がるんじゃないでしょうか。
他にも1か月、1年、3年、一生かけて取り組む価値のあることが書かれています。新入社員だけでなく20代、30代の会社員で、仕事に悩める人たちにも役立つ本だと思いました。


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