最近働いていてよく考える。10年後、君に仕事はあるのか?を読んで
仕事で全く関係ない部署でも売上や利益が下がったとか言う話を聞いておりますと、10年後今の仕事大丈夫なのかな?と思えてきます。
無論、自分の考えでは10年後でも需要がある仕事をしているつもりではありますが、お客様との付き合い方等色々と変わることは多くなることが容易に予想されます。
3月末から忙しかったですし、4月に入ってから1週間くらい体調が悪いのが続きました。そのため最近働き方についての本を読むことが多いのですが、その延長という感じで最近Amazonでも売上上位につけている10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」を読みました。
関連本記事
20代30代は読んでおいて損はない。LIFE SHIFT(ライフ・シフト)を読んで僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?を読んで
著者の藤原和博氏は教育関連の仕事をしている人なだけに、最近読んだ中でいいなと思った2冊よりも若い人向けという感じで、どちらかというと20代向けの内容が多いかなという印象でした。ただし、30代まではたくさん恥をかこうと提言していますし、5章では一生が90年のライフデザインになってますので、30代も読んで損はないと思いましたね。
特にいいなと思ったのは次の2点ですね。
情報編集力と雇われる力の鍛え方
これからの時代で必要なものが上げられてましたが、特に「情報編集力」と「雇われる力」が上げられていましたね。
私が大学生だったころからネットで調べるだけでレポートが書ける時代になっていましたが、今はその頃から10年経って情報が氾濫している状態になっていますからね。
まずネットで調べるor調べないのところで差がついて、更にその先で集めてきた情報から編集してアウトプットを出すというところでも差がつく時代になるでしょう。情報を抽出してきて如何に加工したり、くっ付けたりするかも重要になるんじゃないでしょうか?ある意味情報編集力だけでなく情報加工力というのも必要になりそうです。
またこれから先、「雇われる力」も重要だと説かれていました。副業可の企業も増えてくるでしょうからこれは重要だと思うのですが、結局雇われる力の源泉って人柄と体力であると。
このうち体力は個人差あるでしょうから結局人柄をどげんかせんといかんわけです。人柄を高める基本方針について①挨拶ができる、②約束を守る、③人の話を聞く となっていました。要は①~③を行いながら他人に役立つことを繰り返して信頼を高めるしかないんですね。
①~③だけはきっちりとやっておこうと改めて思いました。
レアカード化を目指し、キャリアの掛け算で100万分の1の存在になる重要性
一生が90年時代になるので、レアカード化を目指すべきと書かれていました。個人的にはスーパーでなくてもいいから、野球でいうところの左の中継ぎや守備走塁専門選手、サッカーでいうところの身長の高い空中戦に強いFWになるということだと考えます。
無論左の中継ぎは酷使で潰れる場合がありますし、慎重の高いFWは膝で選手生命が短くなる場合もありますけど、上手く身体をケアしつつ少しでも長く生き残れるようにしないといけないなと。
レアカード化を目指す上で具体的なキャリアとして、ある分野で集中して仕事をし、100人に1人の希少性を身につけ、これを20代、30代でやることで1万人に1人の人材になり、あと1つの分野で仕事をして100万分の1の希少性を身につけるということを提案していました。
いい考えだと思いますし、これを見て最近読んだ声優語に載っていた20~30年ぐらいのキャリアの声優とかも、できる役柄をじわじわと広げていっていて似たようなキャリアの積み方をしてるなと思いました。まぁ、俳優とかも同じことがいえるかと。同じ役ばかりで生き残れるのは希少ですからね。
希少性という意味ではブログも同じことが言えるかもしれませんね。他のブログと同じことを書く場合もありますが、それにプラスアルファして希少性を高めることを個人的にはやっていきたいなとこの本を読んで思いました。



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