レギュラーガソリン価格が上昇している気がするので、エネルギーセクターETF(VDE、IXC)の現状を確認してみた
帰省をしていますが、福岡は基本的に車社会でして、親が両方車持っている家庭だったりすると、免許を取ると親の車借りてでかけるということも結構あるわけです。食事に行くと酒を飲まずに帰り運転ということもありますけど。
私は関東在住で車を持っておらず、最近ガソリンスタンドの前を通ることが少ないため、ガソリン代は余り目に入らないですね。とある出張先のバスに乗っているときに異様に目につくガソリンスタンドがあり、そこの価格が目に入った時は今レギュラーこれくらいかと意識しています。
さて、そんな状況ですが帰省すると車使うのでガソリンスタンドの価格は目に入ってきますし、関東にいるときよりも意識しますね。昨年の同時期はレギュラー110円台という感じでしたが、数日見た感じ福岡県内で平均125円ぐらいの印象。
昨年の記事:エネルギーセクターや原油関連株の現状を確認してみた
昨年同時期よりもかなり上がっていますね。じゃあ、エネルギーセクターETFの価格は今どうなっているのだろう?と気になりました。セクター別ETFは生活必需品セクターとヘルスケアセクターが好調なのは自分が持っているのでわかるのですけど。
ということでエネルギーセクターのETFの現状を今日は見てみようと思います。対象とするのは以下の2本。
バンガード米国エネルギーセクターETF(VDE)
iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF(IXC)
エネルギーセクターETF近1年の値動き
まず、バンガード米国エネルギーセクターETF(VDE)とiシェアーズグローバル・エネルギー ETF(IXC)をS&P500と直近1年で比較してみました。

昨年の12月頃にエネルギーセクターETFはともに急上昇してS&P500を上回っていたのですが、その後じりじりと下落していますね。特に米国エネルギーセクター(VDE)の方が落ち込んでいます。
レギュラーガソリンの価格からは原油価格は上昇している印象でしたので意外ですね。もしや原油価格は下がっているのかと思い、WTI原油先物価格に連動するETFであるUSOの近1年の値動きを見てみますと・・

3月と4月に大きく下がっているんですね。原油先物価格を見ますと最近エネルギーセクターが冴えないのもわかります。
では、現状の値動きを見た上でもっと長期の10年で見てみるとどうなるのでしょうか?
過去10年でエネルギーセクターを見てみると・・

緑のS&P500と比較しても2014年頃からの原油価格の下落の落ち込みの影響が大きいですね。2004年からデータをとっても2014年以前はS&P500をかなり上回るパフォーマンスだったのですが。
シェールガスとかの影響もあるとは思いますが、今後原油関連の需要が高まるとS&P500との差が縮まって2014年以前に回帰していくのか、それともこの状態が続くのか?今のところどっちの可能性もありそうな印象ですが。
米国エネルギーセクターもグローバルエネルギーセクターも下落している状況ですので、どっちのETFの組入れ上位のエクソン・モービルとかシェブロンも下がってそうな気がしますが、来週調べてみようと思います。
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