サラリーマン川柳の1位作品にみるゆとり世代の辛さ
サラリーマン川柳というものがありまして毎年発表されています。一般人がどん引きするものを選んだり、審査委員にスポーツ新聞等に野球の漫画を載せている人がいて、野球関連が漏れなくねじ込まれる年末恒例の流行語大賞と違って、嫌な感じはしないですね。
そんなサラリーマン川柳の今年度の1位が先週発表されました。
「ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?」
これ多分私と近い世代の作品ではないかと思うのですが、お前バブル世代やからそんなこというんやろと突っ込みたくなる時って多いんですよ。
20歳は年が離れているので話が合わないのは当たり前なのですが、中には意見や考えが合わないと、私を含む1980年代生まれ以降をもれなくゆとり認定する人も。
ちなみにゆとり認定受けた20代当時の私がバブル世代から受けた仕打ちは以下の通り。
私がバブル世代の上司にされたこと
- 「このゆとりが!」と暴言
- キャバクラおごると言って誘っておいて割り勘。
- 更に駅から離れたキャバクラ入口前で他人の喧嘩が起こると、私を置いて目の前にあるタクシーに飛び乗って逃亡。
- サービス残業強制で数カ月地獄。
- 私「こういう方針で行きましょう。客に確認しましょう。」→上司「それは間違っている。こっちが考えた方針で行く。客にわざわざ確認する必要なし」→客が方針にクレーム入れて大炎上
とこんな感じで色々とあって本当に一緒に仕事したくないと思っていたら、私の所属する部門の再編で別々になることができました。多分後数年続いていたら仕事辞めていたと思います。そういう意味でラッキーでした。
その上司と会話する機会が年2回ぐらいはあるのですけど、話すときは違和感なくスムースです。無論私が年とったのもありますが、基本的に上司が一緒に仕事しないと攻撃的にはならないのもあるようです。
価値観の押しつけが強く、仕事で教えると言うことを余りしない人だったので考えが明確にわからなかったのも混乱をきたした原因だったんですけどね。今の私だったら理解できることもあるんですが、当時関東に来てアップアップの状況でしたから、無理だったと思います。
私がセミリタイアとか貯蓄を意識しだしたのもこの頃の経験に由来します。
昔とは違うし、若い世代ほど大変な状況
ただ、今のゆとり世代とかを含20代30代の世代ってLIFE SHIFTでも書かれていましたが、今のバブル世代とは異なり、「教育」→「仕事」→「引退」という旧来の3ステージが崩れて、逃げ切れない可能性があります。
関連記事:20代30代は読んでおいて損はない。LIFE SHIFT(ライフ・シフト)を読んで
こんな状況で、生まれてきた年を変えれないのにこんなレッテルを上の世代から張られるわけですからたまんないですし、蔭口で言われているのを見たらかわいそうだと思うんですよ。実際ゆとり教育はデータの活用せずに導入した経緯があるようですし。
関連記事:子育てに役立つデータで子供を伸ばす学力の経済学とは
全てのバブル世代がそうとは思わないのですが、仕事に関する価値感、こうあるべきという考えの押しつけや消費量の多い傾向は顕著かと思いますね。これが今の40前半ぐらいまで下がると、そういう人も減りますし、喫煙率とかもがくっと下がります。就職氷河期とか関係してるんでしょうかね?
バブル世代の行動は年齢が起因するのかもしれませんが、自分として受けた仕打ちはやはり後輩や年下におしつけたくないなと思うわけです。反面教師としてああはなりたくないと思いながら仕事に取り組みたいと思います。


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