自分の所有する海外ETFのYOC(Yield On Cost)を算出してみた
私は色々なブログを1日に読んでおりまして、これはいいなというブログはtwitterでいいねしたりしています。先週読んでいてこれはいいなと思ったのは、くうねるさんのゴミ投資家の長期投資ブログの以下の記事です。
参照記事:YOC、それは配当成長投資家にとって魅惑の指標
ブログ内で定義されておりますが、YOCとは、「Yield On Cost」の略で、(予想)受取配当金総額を投資元本で割ったものになります。
例でジョンソン&ジョンソン(JNJ)でやると増配の効果の大きさを確認できていいなと思ったのですが、それと同時に海外ETFでやるとどうなるのか?と思いましたね。ちょうど最近配当推移とかを調べていましたし。
関連記事:バンガード米国増配株式ETF(VIG)とバンガード米国高配当株式ETF(VYM)の配当推移を調べてみた
いざ、調べようとしましたがバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)のようにNISA口座、一般預かり、特定預かりとSBI証券の画面上で分かれていて集計しづらいので、NISAか一般預かりで集計しやすいETFでYOC(Yield On Cost)=2016年6月~2017年3月の配当/投資元本×100で計算してみました。
私の投資しているETFのYOC
以下の4本について調べてみました。バンガード米国長期債券ETF(BLV)は投資して2年ぐらいですが、それ以外は3年以上投資していますね。バンガードトータルワールドストックETF(VT)が投資期間が一番長く、最近は追加購入をしていません。
横に先週終了時点の株価でYOCを計算しますと・・
バンガードトータルワールドストックETF(VT) YOC=2.20%
バンガード米国増配株式ETF(VIG) YOC=1.99%
iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV) YOC=3.27%
バンガード米国長期債券ETF(BLV) YOC=3.83%
だいたいの配当率が高配当株が3%超え、VTとか増配株式は2%くらいという認識ですのでこれくらいかなと思いますね。
では、投資元本で計算してみるとどうなるかというと・・
バンガードトータルワールドストックETF(VT) YOC=3.12%
バンガード米国増配株式ETF(VIG) YOC=2.26%
iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV) YOC=3.51%
バンガード米国長期債券ETF(BLV) YOC=3.94%
なんとバンガードトータルワールドストックETF(VT)は1%近く上がっているんですね。5年経過してなくてこのレベルなんです。
無論、株価が好調だったのもありますし、バンガード米国増配株式ETF(VIG)やiシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)のように半年毎に追加購入していないのも大きいのでしょうけど。
5年も経たない期間で増配の効果が目に見えておりますが、では長期になるとETFでも顕著になるのでは?ということで、S&P500のETFでどうなるか調べてみました。
iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)が現在の株価ですと1.82%なんですが、仮に15年前にIVVを購入していたとすると、投資元本は$80.91ですのでなんとYOC=5.48%になるんですね。ETFの長期投資でも増配の恩恵は十分に受けれそうですし、コツコツと追加購入していってもYOCはじりじりと上昇していきそうな印象を受けます。
引き続きこれらのETFに投資を長期で続けていけば・・大きな調整とかがあっても長期でどうなっているのか楽しみになりますね。


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