2017年NISA戦略しましょうか~株式ETFの投資先の配分を考える~
ボーナスが出る時期となりましたので、年始の方針通りボーナス枠で投資をする時期となりました。ということで昨日は2017年上半期のNISA戦略の検討を行いました。
2017年NISA戦略しましょうか~債券と株式の割合を考える~
検討する事項としては以下の3点がありまして、昨日は①と②の検討を行いましたので、今回は③について見ていきたいと思います。
①今回投資する際の株式と債券の比率
②債券ETFの投資内容
③株式ETFの投資内容
ということで株式ETFの投資対象を考えるわけですが、一昨年や昨年だと新興国株式や欧州株式なんかは投資対象としてよかったと思うところもあるのですが、現状新興国も欧州も結構あがっていますからね。更に欧州の政治的リスクも後退した印象ですし。
日経平均も久々に2万円を超えてきた状況ですので、分散の意味でバンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)も投資対象として考えたりしましたが、他の先進国株式も上がっている状況では微妙かなと思いました。
ということで今回も投資対象は以下のETFにします。
投資対象のETFと今月の投資方針
投資対象としては以下を考えています。
バンガード米国増配株式ETF(VIG)
iシェアーズ・コア米国高配当株 ETF(HDV)
バンガード米国生活必需品セクターETF(VDC)
バンガード米国ヘルスケアセクターETF(VHT)
まぁ、今回もアメリカ株でいいかなという結論になりました。このうちNISA枠のコアはバンガード米国増配株式ETF(VIG)とiシェアーズ・コア米国高配当株 ETF(HDV)ですので、この2つのETFは比率を高めに毎回投資しています。
この4本のETFを直近1年のS&P500の値動きと比較してみますと・・

水色のS&P500に4本とも負けている状況でチョイスの悪さが目立ちますが、昨年11月のアメリカ大統領選挙の際に落ち込んだ、緑の生活必需品セクターとピンクのヘルスケアセクターはかなり回復していることがわかります。
基本的にアメリカ株については先月のモーニングスターのセミナーで馬渕治好氏が言っていた「実体経済はよくて7-9月は22000まで行くが、秋からの予算で家計や企業もがっかりする。」というのに近い意見です。
関連記事:2017年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナー
なので株価が今後下がると思われるので、特定セクターに肩入れするよりはある程度セクターの分散をした方が良いと考えます。
ということでコアであるバンガード米国増配株式ETF(VIG)とiシェアーズ・コア米国高配当株 ETF(HDV)の比重を通常より上げて投資し、通常よりバンガード米国生活必需品セクターETF(VDC)とバンガード米国ヘルスケアセクターETF(VHT) に関しては比率を下げようと思います。
特にヘルスケアセクターに関してはここ数年値動きが激しくなっていますから、分散されたETFで投資がベターかなと考えました。ただ、今後の成長性という意味では高い方に部類されるセクターですので、引き続き定期的には購入していこうと思っています。


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