人間関係の原則を見つめ直すために、人を動かすを読んでみた
上半期が今日で終了となるわけですが、上半期の最後に紹介する本はどれがいいかと迷いに迷っていこの本にしました。
仕事上、平均年齢が高めの職場&会社ですので、同世代と比較して下の人間は少ないですし、指示を出すのも少ないです。とはいえ、一緒に仕事をやっていくうえで、相手が年上だろうが年下だろうが作業を依頼することは多々あります。
ただ、中には言っても動かない人がいるんですよ。意図的なのか天然なのかメールを半日スルーする人。作業しだすと速いのでマリオカートのクッパとかドンキーコングのような感じ。競馬に例えるならばヒシミラクルやゴールドシップの反応が悪くてずぶいステイヤーという感じです。逆に反応は早いのに暴走特急的でおかしな方向に行く人間もいますけど。
どちらのタイプにも対応できてうまく人を動かすことができれば自分も楽になれるし、作業も円滑に進むのではということで読もうと思っていた人を動かす 文庫版は、前から気になっていたんですよね。
買おうか迷っていた状況で文庫版が出てたのを見つけましてポチって読みました。
人間関係の原則を実例を基に説き起こした本
著者のデール・カーネギーは1955年に亡くなっていて、この本は1936年が初版の本です。時代が100年近く前ですので、実例に出てくる有名人もリンカーンやセオドア・ルーズベルト(日露戦争時のアメリカ大統領)と100年以上前の人物です。
そんな本なんですが、4章にわたって人間関係の原則が書かれています。
- 人を動かす三原則
- 人に好かれる六原則
- 人を説得する十二原則
- 人を変える九原則
中にはちょっと逆効果なんじゃないのと思うものもありますが、特に1章の人を動かす三原則と2章の人に好かれる六原則が特にいいと思いましたね。
人を動かす三原則では「重要感を持たせる」「人の立場に身を置く」が特に重要だと思いました。特に人の立場に身を置くですね。
これができてないから若い人間が病んで来なくなるケースが多いのですけど、それをわかっていない40以上の方々の多いこと。しかも幹部社員にもいるから状況が悪化するのですけど、本人はよくて使い潰した程度しか認識ないでしょうね。
そして人に好かれる六原則はどれも人間関係で重要だなと思いました。
①誠実な関心を寄せる
②笑顔で接する
③名前を覚える
④聞き手にまわる
⑤相手の関心のありかを見抜く
⑥心からほめる
人に接する上でこの六原則に関しては全て意識するのはなかなか難しいですけど、忘れないようにしたいですね。
基本人のいいところを考えるようにして仕事をしていますので、悪口の会話に参加した状態になっても人格否定まではしないように心掛けてます。ただ、この本を読んで悪口はなるべく避けるべきものであると感じました。
また作業依頼する際にはおだてる、その人にしかできないプライオリティのある仕事だ的に依頼するとやっぱり違うかなと。自分だと悪い気はしないでしょうし。そういう意味で他人起点の視野を考えて行動しようと思いました。
カーネギーの著書の道は開けるも文庫版があるようですので購入して読もうと思います。



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