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海外ETF

海外ETFのポートフォリオ案を作ってパフォーマンスやボラティリティを比較してみた

kaigaiETF-portfolio-20170730.jpg

先週、モーニングスターの朝倉智也氏の著書に掲載されていた、厳選の積極運用タイプのETFポートフォリオについて、過去のパフォーマンスやボラティリティをまとめました。

モーニングスター朝倉氏厳選の積極運用タイプのETFのポートフォリオを検証してみた

ETFはこの7本を買いなさい―――世界No.1投信評価会社のトップが教えるおすすめ上場投資信託には他にもポートフォリオが載っていて、実際のところどうなのか気になりました。

ただ、朝倉氏のポートフォリオ意外とも比較したいなと考えていたら、たぱぞうさんのブログに米国ETFのポートフォリオ案が載ってましたので、この中の一つと私の独自案とパフォーマンスやボラティリティを比較してみようと思います。

参考記事:米国ETFでポートフォリオを作る

ちなみに前回紹介のポートフォリオは以下の通りです。


    バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 40%
    iシェアーズ・コアS&P小型株ETF(IJR) 10%
    iシェアーズ MSCI ジャパン ETF(EWJ) 20%
    バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO) 30%

このポートフォリオ、VT設定以来(2008/6/7~)のパフォーマンスが58.4%、ボラティリティ23.7%でしたが、他のポートフォリオ案だとどうなるのでしょうか?

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①たぱぞうさんA案 VTI:45% VYM:15% HDV:15% BND:25%


    バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) 45%
    バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) 15%
    iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV) 15%
    バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND) 25%

まずはたぱぞうさんのブログに合った中で、株式と債券に分散したポートフォリオから見ていきましょう。バンガード(VYM)とiシェアーズ(HDV)両方の米国高配当株式ETFの比率が高いのも特徴的です。

リターンとボラティリティを見てみますと、過去1年でリターン:9.9%、ボラティリティ:6.0%。S&P500(リターン:16.5%、ボラティリティ:8.1%)と比較してリターンは債券も含むため抑えられていますが、ボラティリティも2%ほど小さくなっています。

これが最も長い期間(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF設定以来)の過去6年程度の期間で見てみますと、リターン:88.0%、ボラティリティ:10.2%でした。

S&P500はリターン:111.8%、ボラティリティ:14.5%ということで、リターンは抑えられるものの分散効果はありそうです。

②garboflash案 VTI:20% VIG:20% HDV:20% BND:20% BLV:20%


    バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) 20%
    バンガード・米国増配株式ETF(VIG) 20%
    iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV) 20%
    バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND) 20%
    バンガード・米国長期債券ETF(BLV) 20%

次に私の考えた、たぱぞうさんの案より、債券の比率上げてディフェンシブにしたポートフォリオです。高配当株を増配株式に変更して、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の比率を更に下げました。

リターンとボラティリティを見てみますと、過去1年でリターン:6.2%、ボラティリティ:5.0%。債券の比率を上げましたのでリターンがかなり下がりました。ボラティリティは抑えられているんですけどね。

最も長い期間(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF設定以来)の過去6年程度の期間で見てみますと、リターン:77.7%、ボラティリティ:7.3%でした。 過去6年ぐらいで見るとボラティリティを抑えつつ、なかなかのリターンだと思います。

では、米国以外に分散するとどうなるのか?朝倉氏の著書から更に2つのポートフォリオ案を見てみましょう。

③朝倉案(2) VTI:50% VEA:40% VWO:10%


    バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) 50%
    バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA) 40%
    バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO) 10%

疑似バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)で、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)よりもコストが抑えられて0.1%きるような感じです。

過去1年でリターン:18.1%、ボラティリティ:8.6%、①と②の同様の最大期間で見るとリターン:70.4%、ボラティリティ:16.0%。ボラティリティが高い割にリターンは①や②より低いという結果になっています。この期間のパフォーマンスが悪い新興国の比率は低いんですけどね。

④朝倉案(3) VT:70% IJR:10% VSS:10% EEMS:10%


    バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 70%
    iシェアーズ・コアS&P小型株ETF(IJR) 10%
    バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS) 10%
    iシェアーズMSCIエマージング・マーケット小型株ETF(EEMS) 10%

最後に小型株の比率を上げたポートフォリオです。EEMSは経費率:0.71%とお高めですが・・

過去1年でリターン:17.9%、ボラティリティ:9.0%、①と②の同様の最大期間で見るとリターン:89.3%、ボラティリティ:15.0%。

小型株の比率は高くなりましたが、③と余りボラティリティ変わらないですね。リターンには小型株効果が表れている感じです。

各ポートフォリオのまとめ


S&P500と⑤前回調べた朝倉氏の案を表にまとめてみました。

ETF-portfolio-return-20170730-2.png

過去1年は株式が世界的に好調で、新興国株式や小型株効果が大きく、債券を組み入れたポートフォリオに差をつけている結果に。

ただし、過去6年ぐらいで見ると債券を組入れているポートフォリオとの差が小さくなっています。これは新興国や欧州の株式が不調だった影響があるでしょうね。

期間毎に各カテゴリのパフォーマンは変わるでしょうし、過去のパフォーマンスがそのまま当てはまるともいえません。しかし、リスク承知で全力株式から、値下がり幅を抑えた運用をしたいと運用スタイルは人それぞれだと思います。

株式が好調な時だからこそ、過去の値動きやデータ等を見ながらポートフォリオの見直しをするのにもいい機会なのではないかと今回調べていて思いました。
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