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海外ETF

1900年から2012年までの国別株式リターンで、アメリカを上回っている南アフリカのETF(EZA)を調べてみた

south-africa-EZA-20170826.jpg

BRICsというとブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国という印象ですが、最後のsを大文字にしてBRICSのSOUTH AFRICAの南アフリカを加えて五カ国と総称されます。

そんな南アフリカですが、ジェレミー・シーゲルの株式投資 第4版に載っている1900年から2006年の株式投資の国別運用リターンランキングではスウェーデン、オーストラリアと共にアメリカを上回るリターンをあげていました。

実は株式投資の続刊的なものがアメリカでは出てまして、2012年までのデータが載っている模様です。はちどうきゅうどうさんのブログにまとめられていましたが、上位は1900年~2012年までの結果は以下の通りです。

参考記事:株式投資の国別運用リターンランキング

国別の株式利回り 1900-2012年
第一位:南アフリカ
第二位:オーストラリア
第三位:アメリカ
第四位:スウェーデン
第五位:ニュージーランド
第六位:カナダ

スウェーデンをアメリカが逆転していますが、いぜんとして南アフリカとオーストラリアはアメリカを上回っています。

南アフリカは以前、調べて記事にしたオーストラリア同様資源国の印象がありますので、似たところもあるかもしれませんね。

関連記事:1900年から2006年までの国別株式リターンで、アメリカを上回っているオーストラリアのETF(EWA)を調べてみた

ということで、南アフリカETFである、iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF(ティッカー:EZA)について調べてみました。

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iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF(EZA) セクター別比率


当然単一国のETFなので普通は100%南アフリカになるはずなんですが、なぜかオランダの比率が含まれています。これまでの経緯を考えると、南アフリカとつながりの深い国ですが、なぞの比率ですね。

EZA-country-20170826.png

マン島はイギリスとアイルランドの間ので島ですので、イギリス絡みでしょうね。

では、実際のセクター別比率を見てみますと以下の通りでした。

EZA-sector-20190505.png

トップは一般消費財セクターでした。金融セクターと併せると実に6割を占めることになります。金融セクターが高いのはイギリスの影響が大きいかもしれません。

資源国ですが意外とエネルギーセクターの比率は小さいですね。ダイヤモンドとか鉱山のイメージが理ますので、素材セクターは他の国よりも高めになっていますね。

では、構成上位10社はどうなっているのでしょうか?

iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF(EZA) 構成上位10社


EZA-top10-20190505.png

10番目にBARCLAYS AFRICA GROUP LTDとありますが、これはプレミアリーグの冠スポンサーであったバークレイズの関連会社でしょうね。

上位3社を調べますと、トップのナスパースは主な業務は、インターネット通信、ビデオエンターテインメントおよび印刷メディアで、アフリカで最大の企業であり、世界で7番目に大きなインターネット企業です。

2番目のSASOLは南アフリカのヨハネスブルグに本拠を置く総合エネルギー・化学会社で、3番目のスタンダードバンクは、南アフリカ最大の金融サービスグル​​ープの1つです。

一覧で見ますとやはり金融セクターの企業が多いですね。

では、実際のパフォーマンスはどうなのか確認してみました。

iシェアーズ MSCI 南アフリカ ETF(EZA) 過去10年のパフォーマンス


まず、リーマンショック期間を含む過去10年で、S&P500(ティッカー:SPY)と新興国株式ETFである、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)と比較してみました。

EZA-SPY-VWO-20190505.png

過去10年で見ますと、S&P500には負けていて、新興国株式ETFのVWOと互角という感じ。ちなみにVWO内での比率は7%~8%です。

リーマンショック時もVWOほど落ち込んでいません。VWOなんかはリーマンショック前の株価を超えれていませんが、南アフリカETF(EZA)は一度上回っています。

では、もっと長期で見て見ようということで、ETF設定以来の過去16年程度でS&P500 ETF(SPY)と比較してみますと・・

EZA-SPY-15y-20190505.png

ボラティリティは高いもののS&P500とほぼ互角です。

まとめ


経費率が0.64%とお高めなのが残念ではあるのですが、これから先間違いなくアフリカの人口が増えることを考えますと、アフリカの中で力を持っていて且つ、他のアフリカ諸国のようなイスラムテロリスクは小さそうな南アフリカは中々おもしろいんじゃないかとも思います。

アフリカで最大の企業なんかもあるのですが、ビィ・フォアードの社長の本(ちなみに出張で京王線使っている時に会社のTシャツ来着た黒人をみましたw)を読む限り、中国や同じ旧イギリス植民地のインドが結構進出しているようなんですよね。

関連記事:グーグルを驚愕させた日本人の知らないニッポン企業とは?

外国企業との競争がどうなるのかがカギかと。

後は国としてのリスクは、エイズによる死者や白人層の国外流出が多いため、他のアフリカ諸国に比べると人口増加率は低いんですよね。これが今後改善に向かえばまだ伸びしろがありそうなんですけどね。
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