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米国株

AIが進化する時代のスポーツ関連ビジネスの可能性を考えてみた

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AIが進化することで人間の職は奪われていくことに関して書かれた「AIが神になる日――シンギュラリティーが人類を救う」を読んでおりまして、人間らしさという意味で、今後スポーツの重要性が高まると書かれていました。

関連記事:2045年、究極のAIは神になる?AIが神になる日を読んで

スポーツビジネスというとナイキとかアディダス、日本ならミズノあたりの印象が強いですね。最近はアンダーアーマー関連ふえてきたなという印象もあります。

一般層に売るという意味ではこれらの企業は伸びしろが大いにあると思いますが、これらの企業って選手の誰が使うか、ボールが国際大会で使用されるかによってシェアがこれからも変わってくるんじゃないでしょうか。

ちょうど私が小学生だった頃にナイキがマイケル・ジョーダンやブラジルのロナウドで勢いある印象でしたし。前者はスラムダンク、後者はJリーグ開始の波に乗ったのもあるでしょうけど。

個人的にはメディアといいますか、スポーツ関連の放映ビジネスに関しても可能性があると考えます。

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大リーグと欧州サッカーの主要リーグの放映権料


現状の放映権料を調べてみましたが、欧州サッカーの5大リーグ(イングランド、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス)の年間放映権料は外国向けを合計して以下の通りです。

5大リーグの放映権料ランキング、2017年版
    プレミアリーグ(イングランド) 45億5000万ドル(2019年まで)
    ブンデスリーガ(ドイツ) 15億6800万ドル(2021年まで)
    リーガ・エスパニョーラ(スペイン) 12億6000万ドル(2019年まで)
    セリエA(イタリア) 12億6400万ドル(2018年まで)
    リーグ・アン(フランス) 9億300万ドル(2020年まで。国外向けは2024年まで)

アメリカの大リーグはどうなっているか調べてみますと、以下の記事から推測すると、1兆円超えの43%程度ですから、少なくともプレミアリーグ以外は上回っていると言えるでしょう。

テレビとネットでプロ野球の放送権奪い合いへ

年商は1兆円を超え、平均年俸は500万ドルです。

 その隆盛を支えている原動力が、売上高の43%(推定)を占める放送権料です。録画機器のCMカット技術の進化とインターネットによる動画配信の普及によって、ドラマやバラエティなどの番組に挿入されるCMの広告効果が薄れるにつれ、放送業界がCMを見てもらいやすいスポーツのライブ中継に活路を求めた結果、その放送権料がうなぎ登りを続けてきたのが21世紀のこれまでです。実際、MLBのテレビ放送権料も倍々ゲームで、ざっと言ってこの20年で4倍以上になっています。

こうしてみるとアメリカ、イングランド、ドイツの順番になり経済力だなと思えてきますね。

観客動員に関しても、5大リーグのうちイングランド、ドイツの方がスタジアムの収容率は高い印象があります。

日本でも海外でもネット配信が隆盛しつつあるが、気になるのはAmazonの動向


日本でもJリーグがDAZNになりましたし、スポーツ中継という意味では、スポーツナビ、それ以外でもAbemaTVとかニコニコ動画がやってますね。やや乱立気味ではありますが、Jスポーツあたりから取って代わる存在になっていくんじゃないかと考えます。

Jスポーツの編成なんか見てますと、ナイターの試合を翌日の朝流しているのは、放送枠を埋めれない関係とかもあるのでしょうけど、どうなんだろうなと思いますね。午前中に放送できるメジャーリーグとかもっと放送していいと考えるんですけどね。

スポーツ放映ビジネスで放映権料がアメリカのスポーツでも増えているわけです。個人的にはAmazonがどう動くかなと。

Amazonの動画コンテンツが増えていっているのを見ますと、いずれスポーツ中継に進出すると面白そうだなと考えます。アメリカでヒスパニック系の人口が増えている現状、サッカーやバスケットは世界展開を狙う上でも重要なコンテンツでしょうし。

また、Amazonが進出する前にしろ後にしろ、VRとの連携をできるようになった企業はかなりのシェアを握れるチャンスのある市場ともいえるんじゃないでしょうか?

放映権料が増えて格差が拡大する中、スポーツチームに必要なこと


ネット中継隆盛で放映権料は更に増えていくと考えますが、最近気になることがあります。

先月、ボルシア・ドルトムントを立て直したCEOに関する記事を書きましたが、その中で金持ちのバイエルン・ミュンヘンが育成をやると成功する可能性は高くなると発言していました。

関連記事:ボルシア・ドルトムントCEOのインタビューに学ぶ、資産運用における足るを知るの重要性

実際その傾向はメジャーリーグでも表れていて、ヤンキース、レッドソックス、ドジャースの金持ち球団も以前よりも育成を重視するようになってきました。

こうなると放映権料が上がる現状では格差が拡大していくんじゃないかと思いますね。これはJリーグもプロ野球も同様な傾向になっていくと推測されます。

となると生き残るには以下の3点が特に重要になっていくんじゃないでしょうか?

  • ローカルとグローバルの両立
  • スポンサー会社の天下りではなく、経営から運営まで全体を俯瞰できるトップ
  • AI、ビッグデータによる分析・育成
分析と育成に関してはどうしても金もち有利となりやすいのでしょうけどやらないと埋没していくでしょうね。

金持ちチームとの差をつめるならば、地元や国内に根差しつつも世界戦略を練ることと、実行できる優秀なトップを内部外部問わず採用することでしょう。

ただ、格差が広がるからこそ、一度失敗すると立て直しにも時間がかかるようになるため、長期低迷下チームが身売り→金満化という事例も今後増えることが予測されます。ポジティブに考えると新陳代謝も起きやすくなるかもしれません。
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