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関東在住福岡人のまったり投資日記

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バンガードETF

バンガードのVTIと組み合わせるにはどのETFが最適か?米国債券ETF編

portfolio-VTI-bond-20170910.jpg

米国株全体に投資できて、小型株や中型株も含んでいるバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカー:VTI)は、純資産的に見ても十分すぎる規模ですので、米国株に投資する選択肢としてはVTIは有力な選択肢かなと思います。

ただ、単騎一本ではなく、配当や特定セクターを重視して投資したいと考える人はいますし、私は配当とか特製のセクター(生活必需品、ヘルスケア)の比率を高めたいと考えています。

ですので、VTI:他のETF=50対50の比率でポートフォリオを作るとパフォーマンスってどうなるのか気になってので調べてまとめてきました。

VTIとの組み合わせ関連記事

VTI+米国株配当系ETFの記事 >> バンガードのVTIと組み合わせるにはどのETFが最適か?高配当・増配株編
VTI+米国株セクターETFの記事 >> バンガードのVTIと組み合わせるにはどのETFが最適か?米国セクター別編

2回とも株式ETFで見てきましたが、リスクやボラティリティを他の株式ETFで抑えることはできるとはいえ、ポートフォリオを作るとしたら債券と分散するという人も多いんじゃないでしょうか?

もちろん、リスク許容度が高ければ全力株式でいいとは思いますが、現状株価がリーマンショック時から相当上がっていることを考えますと、ある程度債券をポートフォリオに組み入れておいたほうがよいかと。

ということで、以下の3つのETFを対象に調べてみました。

  • バンガード・米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND)
  • iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債ETF(ティッカー:LQD)
  • iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF (ティッカー:TLT)

単純に約過去10年(BND設定の2007年4月3日)50%対50%の比率でポートフォリオがどういう値動きをするか確認していきます。

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バンガード・米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND) と50対50で組み合わせてみると


まずは米国投資適格債券市場全体への投資する、バンガード・米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND)。

VTI-BND-10y-20170924.png

比較対象はS&P500 ETFです。過去10年でS&P500と比較を行いました。

ポートフォリオはリターン88.0%、ボラティリティ8.7%に対し、S&P500はリターン115.9%、ボラティリティ20.4%。

BNDとVTIを半々にすることで、ボラティリティS&P500の半分なりまたが、その分リターンもやや劣ります。ただ、リーマンショックのような大きな調整があったときには、下落幅を抑えれていますので分散効果があるといえるでしょう。

次に、iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債ETF(ティッカー:LQD)を見ていきましょう。

iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債ETF(ティッカー:LQD) と50対50で組み合わせてみると

VTI-LQD-10y-20170924.png

ポートフォリオはリターン99.0%、ボラティリティ10.5%でした。

LQDは米ドル建ての投資適格社債に投資しますので、社債に投資するということはリーマンショックのような金融危機がおこりますとそれだけ影響を受けます。

ですので、ボラティリティは高くなります。リーマンショック時の下落幅はBNDとの組み合わせよりも大きくなりますが、その分現状の株高の恩恵も受けます。

BNDとLQDはリーマンショック時の下落の影響を受けてしまいます。じゃあ、このリーマンショック時の影響をより軽微にでいるETFはあるかということで、米国長期債ETFと組み合わせてみました。

iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF (ティッカー:TLT) と50対50で組み合わせてみると

VTI-TLT-10y-20170924.png
残存期間20年超の米国財務省証券に投資するTLTですが、ポートフォリオはリターン112.1%、ボラティリティ8.8%でした。

債券ETFの組み合わせの中では一番良い結果になりました。リーマンショック時の下落幅もひじょうに小さくなっています。要するにTLTが株式と逆に動く特徴があるということです。

ただし、長期債に投資しますので、金融引き締め時や株価が好調なときはBNDやLQD以上に下落することもあるということを認識しておいたほうがいいでしょう。

まとめ:リスク許容度と特徴を把握して組み合わせた方がよい


リターンとボラティリティをまとめると以下の通りです。

    BND:リターン88.0%、ボラティリティ8.7%
    LQD:リターン99.0%、ボラティリティ10.5%
    TLT:リターン112.1%、ボラティリティ8.8%
    S&P500:リターン115.9%、ボラティリティ20.4%

今回比較した3つのETFだと以下の特徴がありますので、組み合わせるとすれば、リスク許容度と特徴を把握して選んだ方がよいでしょう。

    BND:ボラティリティが一番低い。配当もLQDやTLTと比較して少ない。
    LQD:配当利回りは3%超え。社債に投資するため株価の影響を一番受けやすい。
    TLT:配当利回りはBNDよりは高い。株価下落時に逆相関に動くことが多い。ゆえに株価が好調な時は下落する。

私は複数(BND,LQD,バンガードのBLV)に分散で投資しています。

追記:Portfolio Visualizerでパフォーマンスを比較


Portfolio Visualizerでパフォーマンスを比較してもTLTとの組み合わせがパフォーマンス的良好でした。
VTI-BND-LQD-TLT-portfolio-growth-20190504.png
VTI-BND-LQD-TLT-portfolio-return-20190504.png
VTI-BND-LQD-TLT-annual-return-20190504.png
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