NYダウが最高値を更新する中、バンガードのグロース株ETF(VUG)の現状を確認してみた
ニューヨークダウが最高値を更新している状況ですが、一時1000ドルを超えていたGoogle(GOOGL)とAmazon(AMZN)は夏場に1000ドルを割っていましたが、再び1000ドル台を回復しています。
最近の株高でFANG銘柄も回復傾向ということでしょうかね?
そんなFANG銘柄が中心となったバンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)が大手ネット証券で購入可能になって3年が経過しました。
関連記事 >> 3本の米国籍バンガードETF(VTV、VUG、BNDX)が本日より販売開始
ちょうど販売開始から区切りのいい1年とかでグロース株の現状を確認しておりますので、今回も確認しようと思います。
昨年の記事 >> 大手ネット証券で販売から2年が経過。バンガードのバリュー株ETF(VTV)、グロース株ETF(VUG)の現状を確認
バンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)のセクター別比率、構成企業、パフォーマンスについて調べてみました。
バンガード・米国グロースETF(VUG) セクター別比率

まず、セクター毎の比率を見てみました。
やはりGoogleやAmazonの比率が高いため、情報技術セクターとAmazonが含まれる一般消費財セクターの比率が高まっていますね。ヘルスケアセクターやフィンテック関連がホットな金融セクターも比率は高めになっています。
この比率を見ますと、一定比率を投資するのはありではないかと思えてきます。
バンガード・米国グロースETF(VUG) 構成上位10社

次に構成上位10社について見てみましょう。Appleが比率トップで、Google(Alphabet)がClass AとClass Cを足すと2番目という感じですね。
AmazonやFacebookは納得で、VISAはまだわからなくもないのですが、フィリップモリスやホームデポが入っているのはちょっと意外な感じがします。
では、実際のパフォーマンスはどうなのでしょうか?
バンガード・米国グロースETF(VUG) S&P500比較
まず、直近1年でVUGとS&P500(青)を比較してみました。

前半は不調だったグロース株ですが、4月以降はS&P500を逆転していますね。
AmazonやGoogleが1000ドルを一時割った時もS&P500には勝ってますので、グロース株の分散がこの1年では有効だったようです。
ちなみに長期の過去10年で見てみますと・・

リーマンショック時はS&P500と一緒になって下落しましたが、現状では大きく差をつけています。
まとめ
バンガード・米国グロースETF(VUG) のコストなどの現状をまとめると以下の通りです。
経費率 | 0.06% |
銘柄数 | 317 |
PER | 27.4 |
PBR | 5.0 |
分配金利回り | 1.23% |
利回りはグロース株なので低めです。そして、PERとPBRは他のETFと比較しても高めですね。
個人的にAmazonやGoogleあたりの数社に分散して一定比率投資するのはありなのではないかというアイデアは持っているのですが、1株1000ドル超えてるのは流石に怖い。
となるとGoogleやAmazonといったグロース株に分散しているETFを使ってグロース株に投資するのもありなのではないかと考えます。
雲行きが怪しい?グロース株の現状をバンガードのグロース株ETF(VUG)で確認してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ここまでアメリカ市場の牽引役となってきたFANG銘柄に陰りが?という記事もちらほらみかけるようになってきました。まぁ、一角のフェイスブックが個人情報の流出で崩れているのが大きい印象もありますけど、気になる兆候ではありますね。...


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