将来的に年金4割カット説がある中、ねんきん定期便が届く
最近、年金4割カット的な記事を読んだ記憶がありましたのですが、どこの記事だったか忘れてしまっていました。色々と調べてみたら、元記事は時期的にこれだったかなと。
森永卓郎氏が解説 今の40代世代を襲う「年金4割カット」の現実味
森永氏は若干自分のイデオロギーが入ってて政権批判に使ってる感がぬぐえませんが、年金の4割カットというのは割と自分の予想に近いと考えています。今後の生活防衛術として、少なくとも現在40代より下の世代は、年金が現行支給額の4割カットになると思って生活設計をしておくべきだろう。現行支給額は、平均的給与で40年勤務したサラリーマンの夫と専業主婦の夫婦の場合、2人で月額約22万円。それが4割カットとなると、夫婦で月額約13万円しかもらえなくなる。つまり、現役時代から、将来は夫婦で月13万円で暮らせる生活を考えておく必要があるということだ。
現実的に70歳から支給+4割カットぐらいが、ずっと払ってきた人間もある程度は妥協できる落とし所かなとは思いますね。
ちょうど記事を読んで数週間たった後、毎年恒例のねんきん定期便が来ました。
関連記事 >> ねんきん定期便が来て、将来的なリタイアまでの過程について考えてみる
20歳の時からちゃんと払っていて、その後就職にいたるまで毎年の報告分はちゃんと保管していますし、毎回ちゃんと積みあがっているか確認しています。
ねんきん定期便が来たこのタイミングで資産運用を含めてどうするのかをぼんやりとですが考えてみました。
死亡率のグラフを見る、男女の死亡率の差
日本人の寿命で100歳までの生存確率的な統計を見たことあるのですが、50歳ぐらいまでは90%台の高さを維持しているわけです。
ところが、もともとあった死亡率の男女差が50歳超えると開いていくわけですね。
各年齢までの死亡率
上記サイトの70歳の死亡率見ても男女で5%以上の開きがありますし、80歳時点だと10%以上男の方が高い。
医療・製薬の技術は進化するでしょうから、この死亡率は各年代で低下すると考えますけど、男性の死亡率見ますと、セミリタイアとか人生設計は80~90歳ぐらいまでのスパンで考えるのがいいんじゃないかと考えます。逆に女性は3歳ぐらいは長めに考えてもいいかもしれません。
いずれ年金=副収入のような時代も来る?
寿命が延びて、年金70歳から支給となると70歳まで仕事やる人も増えるでしょうね。ライフ・シフトでは80歳でも働く可能性を指摘されておりましたが。
関連記事 >> 20代30代は読んでおいて損はない。LIFE SHIFT(ライフ・シフト)を読んで
でも、現実として60歳退職でも人生の半分が仕事なわけですよ。これが80歳までとなりますと、仮に100歳まで生きたら、仕事の比率が半分を超えてしまいますね。
よっぽど自分の好きなことで仕事してない限り、そこまで働きたいとは思わないですし、最低でも60歳で仕事はサヨウナラしたいですよね。
個人的には年金受給を70歳開始と仮定すると・・
- 60代は資産運用分+退職金
- 70代以降は年金+資産運用分のハイブリッド
無論セミリタイア狙いの人間としては、上記を考慮したうえで、セミリタイアを60歳よりも前に達成したいですけどね。
ともあれ、資産運用と貯蓄のハイブリッドで資産を増やしておいて損はないわけで、今は愚直に運用を続けていこうと思います。
ただし、ベーシックインカムの効果が確認された場合・・
ここまで年金制度維持の4割減でざっくりと考えてきましたが、衆議院選挙の希望の党の公約で一時上がったように、ベーシックインカムが一気に年金制度を変えてしまう可能性があります。
現状、外国の一部都市や北欧で実験的に導入されておりますが、年月が経ち効果がみえたとすると、世界的に広がっていく可能性があります。10年後の2030年近くだとAIの進化もかなりのところまで行ってるので必要性が更に高まっているかも。
日本の場合消費税を上げる余地が残っているとはいえ、高齢化が進んだ状況下だと、年金制度と生活保護を見直してベーシックインカム制度の確立もあるかもしれません。
となると年金制度を大きく見直す可能性もあるかと考えています。
個人的には早く諸外国で成果を出していただいて、隷属なき道でも書かれてたような三時間労働を実現してもらえた方がうれしいですけどね。


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