楽天投信投資顧問、バンガード新興国株式ETF(VWO)を対象とするインデックスファンドを新規設定へ
たまたま昨日は早く帰宅できたのですが、twitterを見てたら楽天がバンガードETFに投資する低コストインデックスファンドの第2弾を出してきたニュースが飛び込んできました。
一番早く情報にしているのは以下のサイトでしょうか?
関連記事 >> 楽天投信投資顧問がVWO(新興国株式)相当の超低コストインデックスファンドを新規設定
ということで、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)を対象とする「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」が11月17日に設定となるようです。
楽天・バンガード・ファンドで設定されると思ってたのですが、バンガードの名称が入ってないのは若干不思議ではありますが。
関連記事 >> 楽天・バンガード・ファンド創設。マネックスやSBIでも買える上に、今後の商品ラインナップの拡充予告
上記のようにバンガードは思わせぶりなことを書いていましたので、次出てくるならば新興国株、欧州株、米国除く先進国株、米国株配当系あたりじゃないかと予想していましたが、新興国株式が出てきましたね。『楽天・バンガード・ファンド』の設定に当たっては、2018年より開始されるつみたてNISA制度を強く意識しております。今後の商品ラインナップの拡充に当たっても同制度も含めた様々な投資ニーズにお応えすることを優先課題の一つとして対応して参ります。
この流れだとおそらく次は欧州株か米国除く先進国株になるんじゃないですかね?
さて、楽天・新興国株式インデックス・ファンドの詳細を見てみましょう。
楽天・新興国株式インデックス・ファンドの詳細
- 名称:楽天・新興国株式インデックス・ファンド
- ベンチマーク:FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス
- 信託報酬率:0.25%
信託報酬が0.25%となっているのですが、VTに投資する楽天・全世界株式インデックス・ファンドおよびVTIに投資する楽天・全米株式インデックス・ファンドって、各ETFの信託報酬に0.1296%を足したのが信託報酬でした。
関連記事 >> 楽天投信、バンガードのVT(全世界株式)、VTI(米国株)に投資するファンドを新規設定。この流れだとSBI証券も動くのでは?
現状のバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(ティッカー:VWO) の信託報酬が0.14%ですので、各ETFの信託報酬を除くと0.11%程度になります。あえてETF以外の信託報酬の部分を削ってきてるんでしょうかね?
0.2%台となりますと、ニッセイ、iFree、eMAXIS Slim、EXE-iあたりの新興国株式インデックスファンドが0.3%台ですから、一気に最安を更新することになりますね。
対抗してeMAXIS Slimがコストを下げてくる可能性がありますが、0.1%近く下げないと同じレベルにならないためかなり厳しい競争となりそうです。
ともあれ、ETFの信託報酬以外を削りまくってる気がするので、実質コストとどれくらいかい離があるのか様子を見てから投資をする方針でも悪くはないかと思います。
参考までに先行している 2つの楽天・バンガード・ファンドの総資産
先行している2つの楽天・バンガード・ファンドですが、設定から1カ月が経過しました。
10月末時点での総資産を調べてみますと、
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』 6.13億円
楽天・全米株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』 11.32億円
となっています。
関連記事 >> 主要インデックスファンド(外国株式、全世界株式)の過去1年の資金流入を確認してみた(2017年編)
ちなみに先週調べた時は全世界株式が3.16億、全米株式が4.87億でしたので、株高とはいえ一気に資産が増えてきていますね。
10月20日からSBI証券でも買えるようになったので、その分の資金流入が始まったのもあるかもしれません。
新興国株式の場合、直近1年が好調ですし、EXE-i新興国株式なんかを見ても明らかに資金が流入している状況でした。他のファンドに対して圧倒的低コストの楽天・新興国株式インデックス・ファンドはかなりの資金を集めそうな予感はあります。


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