不気味さを感じるレベルの好調さ。2017年10月終了時点資産状況
毎月1日に資産を集計しているわけですが、10月は本当に株価は上がり続ける状態となっていました。
私が資産運用を始めたのが2011年ですので、比較的いいタイミングだったと思います。1ドル80円切ってる超円高の時に始めることができましたし。
そして、株価が大きく上昇し始める1年以上前から積立始めれたため、一定期間、冴えない相場の状況を経験できたのと、ドル円の為替が80円切ることもあるというのが頭の中に入れて投資できるようになったのが利点です。
それから5年経過しました。総資産のうち2割ぐらいしかなかったリスク資産はいつの間にか貯蓄よりも比率が大きくなり、6割近くになっていますし、5年前と比較してリスク資産は7倍以上の規模になっています。
まがいなりにも定期昇給プラス多少は偉くなったおかげで給与が増える→貯蓄に回せる金額が増える→投資に回せる金額が増えるという循環で生活が楽になっているのもありますけど、リスク資産への投資が功を奏していると言っていいかと思います。
リーマンショック時の本当の底を経験していないわけですが、私は競馬をやっている関係かどうもこの状況が良すぎ件について猜疑心と不安感を覚えるんですね。
勝ち続けた単勝1倍台の馬がボロ負けした時の大荒れ状態を知っているからこそ、現状の相場の様子が様変わりした時にどうなるかが気になるんですね。
まぁ、こういう浮かれてない状況だからこそ、慎重に行動したいと常日頃から心がけたいものです。
さて、本題に戻りまして2017年10月終了時点の資産状況を確認してみます。
2017年10月終了時点のポートフォリオ


株式が上がり続けておりますので、先進国株式の比率もこの1年でもっとも高い状態となりました。
理想は株式5割、その他債券中心に5割と考えていて、株式が6割になってもある程度は許容と考えて運用していますが、流石にこれだか株価があがると他の資産増やして下落に備えておいた方がいいかと考えます。
ちょうど来月はボーナス枠投資がありますし、ボーナス月は財形貯蓄分の国内債券と金は多めに投入されますので、調整を行う計画を検討中です。
一応自分のリスク資産の各ファンドやETFを細かく見ると冴えてない部分もあるんですよね。特に米国バンガード生活必需品ETF(ティッカー:VDC)。生活必需品セクターがさえないのは何かの予兆なんじゃないかとも思えなくもないのですが・・
今の市場は歪んでいるのか?
ブラックスワン回避法という本を読んで以来、歪みということについて考える機会が増えました。
関連記事 >> 損をして得を取る投資法とは?ブラックスワン回避法を読んで
アメリカなんかは正常化に向かっていて歪みを修正中のような気もしますが、ここまで株価が上がり続けると不気味さを感じます。
歪んだ状況でブラックスワン的なことが起こった時に、歪みを突くという投資法も考えられますが、それがいつ起きるのかはわかりません。
ともすれば、ブラックスワン回避法の中で書かれていたように、「迂回的に取組む」という意味で、債券とか金とか株式と相関性が低い資産に多めに投資して守りを固めておいた方がいいかと考える今日この頃です。


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