SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(JNK)を売却して3年経過。はたしてその後どうなった?
私の運用方針は別に株価が上がり続けている状況だからというわけではなく、基本的にはバイ&ホールドです。その方針で6年間運用してきました。
低コストのインデックスファンドが多く出てきていますけど、まだeMAXISのSlimじゃない方の先進国株式を持っていますし。
しかし、例外的に売却したETFがあるんですね。SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(ティッカー:JNK)です。いわゆるジャンク債と呼ばれる債券ETFです。
当時の記事 >> ジャンク債を一部国債にスイッチ
モーニングスターのセミナーで朝倉氏が債券とか株式でも分散をと言ってたの聞いて、当時はそうだなと思って購入したのです。
朝倉 智也 ダイヤモンド社 2017-06-22
売却後の検証記事 >> SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(JNK)一部を売却して2年経過・・その後を調べてみた
売却後の値動きを確認してきましたが、11月になりまして3年が経過しましたので、売却後からと昨年から状況はどうなっているのか確認してみようと思います。
以下のファンドとSPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(JNK)を比較
- バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)
- バンガード・米国長期債券ETF(BLV)
- iシェアーズiBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF(LQD)
- iシェアーズ米国国債 20年超 ETF(TLT)
- iシェアーズiBoxx 米ドル建てハイイールド社債ETF(HYG)
iシェアーズのハイイールド社債ETF(HYG)とも比較してみようと思います。
主要債券ETF vs SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF(JNK) 過去3年

主要債権ETFと比較してみましたが、過去3年で見ると、ハイイールド債の赤:JNKも青:HYGも他の債券ETFとパフォーマンスに差はないですね。
ただ、黒のTLTや桃のBLVといった米国長期債ETFとは逆相関性が強い感じです。
後、同じハイイールド債でもiシェアーズのHYGの方が若干パフォーマンスがいいんですよね。調べてみると銘柄数は1000程度で差はないのですが、残存期間がHYGが4年、JNKが6.2年程度ですので、この辺の差の影響ではないかと考えます。
S&P500とハイイールド債の相関性は?

気になったのでS&P500と相関性がどれほどか確認してみました。
過去10年で見てみましたが、やはり株価が下がるとジャンク債もつられて下がっていることが多いですね。
リーマンショック時もS&P500ほどではないにしろ、マイナス40%まで落ち込んでいます。
他の債券ETFと比較しますと、配当率は6%とか5%で高いものの、S&P500とは相関性が高いので、分散という意味ではBNDとかTLTの方がいいと考えます。
ちなみにまだ一部持ってるJNKですが、一応まだ持っておこうかなと。長期で持っているとどうなるか?という実験的なものですね。そこまで大きな金額でもありませんし。


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