カウンター狙いの体勢はとりつつ守り重視な2017年冬のNISA戦略
12月が近づいてきていまわしい忘年会連発を除くと御ボーナス様の月でもあります。
おまけに年末調整で12月分の給与も多めなので、収入の多い月となります。支出も多いのですけど。
さて、資金が入ってくるタイミングでNISA枠を使った投資を続けています。積立投資は数カ月や半年に1回でもいいという話も本なんかではみかけるわけでして、毎月投資する分とわけで、ボーナスが出るタイミングでNISA枠使うという感じで使い分けています。
12月が迫ってきまして色々とNISAの戦略を考える時期となってきました。
2017年夏のNISA枠の投資記事
2017年NISA戦略しましょうか~債券と株式の割合を考える~2017年NISA戦略しましょうか~株式ETFの投資先の配分を考える~
検討する事項としては主に以下の3点です。
①今回投資する際の株式と債券の比率
②債券ETFの投資内容
③株式ETFの投資内容
株式と債券の比率

現状のポートフォリオの過去リターンの分析が上記の図なんですが、過去5年でも13.9%なのに、1年で22%ぐらいプラスになってます。
これを見ると上がり過ぎている感があります。20年や15年で見るとプラス幅は6%とか7%ですし、リーマンショック時の大底前の過去10年で4%ですから、上ぶれしすぎていると思うんですよね。
個人的には株式の比率は7割ぐらいまで許容する方針を考えていますが、ここはいったん、株式の比率を下げる方向でリバランスをしようと決めました。
その間株式が上昇した場合は仕方ないと諦めますが、債券ETFを多めに購入しようと思います。
債券ETFの投資対象からどういう比率で投資をするか?
投資対象として考えているのは利上げが近い米国関連の債券ETFの3つを考えています。
バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)
バンガード米国長期債券ETF(BLV)
iShares米ドル建て投資適格社債(LQD)
レイ・ダリオの黄金ポートフォリオについて紹介しましたが、レイ・ダリオのポートフォリオで米国長期債の比率が大きくなっていました。
レイ・ダリオのポートフォリオの記事 >> レイ・ダリオの「黄金ポートフォリオ」について海外ETFを使って検証してみた
もちろんこれから金利があがると価格も下がるとは思いますが、リーマンショック時のような下落耐性を考えると言ってい比率は組み込んでおきたいと考えていますので、これをやや多め(4割~5割)に購入します。
後は、中期債もあったのでデュレーションだとBNDが6.1年、LQDが8.45年、平均残存期間がBND8.3年、LQD12.43年。中期債の満期が7~10年と考えると、残りの5割ぐらいを2つに分散したらいいんじゃないかと。社債は値動きが違うので分散にもなりますし。
株式ETFの投資対象
投資対象としては以下を考えています。
バンガード米国増配株式ETF(VIG)
iシェアーズ・コア米国高配当株 ETF(HDV)
バンガード米国生活必需品セクターETF(VDC)
比率はもう少し慎重に考えようかなと。主軸はVIGとHDVで行きますけど。
主に上記の3つETF+バンガード米国ヘルスケアセクターETF(VHT)で投資してきましたが、過去1年のヘルスケアセクター(VHT:水色)はS&P500に勝っている状況。

この状況と、来年は株式がさえないんじゃないかという予測を考えると、ヘルスケアはほとんど買わずに、VIG+HDV+VDCで行きます。
私は馬券をたしなみますが、基本は人気順のがっつりではなく、前走負けたり人気が低いワケアリ馬絡めて配当を上げるというスタンスですので、今年1年S&P500に負けてるETFの方が、現状投資するならいいかと。
ともあれ上昇相場が日本もアメリカも5年以上になりつつありますので、攻めよりも守りが大事と考えます。
イケイケどんどんではなく、一歩一歩確実に進むのが求められる状況が今なんじゃないですかね?


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