ひふみ投信の基準価格が5万突破。4年以上ひふみプラスを積立するとこうなった
先週末の12月8日にひふみ投信の基準価格が5万円を突破したようです。
かなりの資金が流入しているという話をちらほら聞きますし、ロケット開発を手がけるベンチャー企業のスポンサーになったようですね。
伝えたい ワクワクして楽しい投資文化(藤野英人)
資産はどれくらいなっているか確認してみたところ、ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金の3つを合わせると以下の通り。
合計5000億を突破しています。ひふみプラスだけで4000億超えてますね。
わたしもひふみプラスに投資をしておりまして、構成上位の銘柄とかを定期的にチェックしていたりますが、こと基準価格とかどれくらいプラスかは放置状態で確認していませんでした。
関連記事 >> ひふみ投信の上位構成銘柄から消えた銘柄がどうなったか見てみた(2017年編)
流石に、ひふみ投信が50000円突破しておりますから、成績が気になったので確認してみました。
直近5年のひふみプラスの基準価格の推移
記録に残っている限り私がひふみプラスに投資を初めて投資したのが2013年の5月。
ちょうど買った前後に、いわゆるバーナンキ・ショックが起こって日経平均は1143円安というめったにお目にかからない下げ幅の日もありました。
アベノミクス開始から半年上り調子だったのに冷や水が浴びせられた時期です。

ひふみプラスの基準価格の推移を見ますと、私が初めて買ったのがグラフの左端から上昇した後最初に下がっているところです。
15000円台でしたね。それが今や40000円突破しています。当時の資産総額が41億程度だったのですが、今は4000億で100倍になってるんですね。
この時一括投資していれば基準価格2.7倍くらいになってるのですが、そんな一括投資をして儲けてるという人が投資するファンドではないんですね。
初回投資後設定金額(大した金額ではありませんが)を変えずに愚直に積立ててきたらどうなったかというと、+72.19%。
一括投資ではなく毎月一定金額積立てていっても、好調な相場にめぐりあえるとこうなるということです。
ここまで資産を増やしてもらったので信頼していいかと思う一方・・
運用の成績は評価していいと思いますので、信頼して積立金額を増やそうかとも考えたことはあります。ただ、その一方懸念点もあるわけですね。
関連記事 >> ひふみ投信が投資した米国株はAmazonとマイクロソフトだった
米国株への投資だけではなく、中国とかインドへの投資の検討という話もちらほら聞くわけですが、新しいところにチャレンジしようということは悪いことだとは思いません。資産規模が大きくなるとどうしてもその弊害もありますので、それを打破しようとする心意気はいいと考えます。
ただ、日本との時差が結構大きい市場も見るとなると、戦線拡大の弊害が出てくる可能性もあるかと。
また、信託報酬が高い分、株価が調整に入った時のクッション的なものも求めたくなるわけですが、はたして調整に入った時にこれだけ上がった状況でどうなるのか?というと心配な面もあります。
これまでの実績から継続して投資は行いますが、あまり深入りしないぐらいがちょうどいいのではないかと考えています。
投資をしておりますしこれからも継続しますので、この懸念点を吹き飛ばすぐらいのパフォーマンスを上げてくれれば問題ありませんが、転換点を迎えているような気がするので慎重に動向を見守りたいですね。


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