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関東在住福岡人のまったり投資日記

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可変レバレッジド・ポートフォリオで気になったことを調べてみた

levaleged-portfolio-20171217.jpg

たまにブログ村の米国株カテゴリを見ることがありますが、上位50位まで見ると1か月おきの変動がどんどん激しくなっている印象です。

そんなブログ村の上位で最近読むようになって面白いなと思うのは、hiroakitさんのROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術です。

特に興味深かったのが可変レバレッジド・ポートフォリオ。

参照記事 >> ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオ

S&P500に投資するETFであるSPYに3倍のレバレッジをかけた商品であるSPXL、米国長期債ETFであるTLTに3倍のレバレッジをかけた商品であるTMFに、値動きが小さいバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)を組み合わせたポートフォリオです。

確かにレバレッジかけてるのでコア和差はありますが、その部分をBNDで緩和してうまくいってる印象を受けました。

このポートフォリオ、実際に調べてもパフォーマンスはS&P500やVTIを大きく上回るポートフォリオなのですが、個人的に以下の2点が気になりました。


  • 長期債とS&P500が同時に下落することはあるのか?
  • レバレッジをかけない場合のパフォーマンスってどうなのか?

ということで調べてみました。

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米国長期債とS&P500が同時に下落することはあるのか?


レバレッジをかけているので米国長期債とS&P500が同時に下落した場合の損失が大きくなるのではないか?という点はやはり気になりますので、米国長期債ETF(TLT)とS&P500 ETF(SPY)の15年近くの値動きを見てみましょう。

BNDが運用開始から10年程度ですので、iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)を加えてみますと・・

AGG-TLT-SPY-14y-20171217.png

基本赤の長期債(TLT)と青のS&P500(SPY)は逆相関です。ただし、数カ月単位だと同時に下がっている期間はそれなりにまりますが、結局どちらかが大きく上昇する値動きをしています。

あえて1年ぐらいの気になる期間というと、どちらも冴えなかった2015年あたりですね。

アメリカの景気がよくなかった70年代後半あたりの値動きを知ることができれば、両方長期間において下落することもあるかもしれません。

レバレッジをかけない場合のパフォーマンスってどうなのか?


次にレバレッジをかけない場合のパフォーマンスってどうなのか見てみましょう。

リスク許容度:中を採用して、SPY35%、TLT25%、BND40%を以下の検証サイトで確認してみました。

関連記事 >> 10本以上の海外ETFのポートフォリオを検証できるサイトを見つけたので紹介するよ

SPY-TLT-BND-portfolio-10y-20171216.png
SPY-TLT-BND-portfolio-10y-2-20171216.png

S&P500に負けてはいますが、リーマンショック時に強さを発揮していますし、シャープレシオも1超えていて、最大下落幅も10数%程度。悪くないパフォーマンスだと思います。

可変レバレッジ・ポートフォリオとレイ・ダリオの黄金ポートフォリオと比較してみると


では、レバレッジの有無でどれくらい違うのか比較してみましょう。ついでにレイ・ダリオの黄金ポートフォリオもつけてみました。

レイ・ダリオのポートフォリオの記事 >> レイ・ダリオの「黄金ポートフォリオ」について海外ETFを使って検証してみた

対応するポートフォリオは以下の通りです。

portfolio1:SPY35%、TLT25%、BND40%
portfolio2:可変式レベレッジ・ポートフォリオ(SPXL35%、TMF25%、BND40%)
portfolio3:レイ・ダリオポートフォリオ(IVV30%、IEF15%、TLT40%、GLD7.5%、GSG7.5%)

比較的る期間最大で調べてみました。

portfolio-kensyou-20171217.png

S&P500含めてすべてのポートフォリオのシャープレシオが1を超えてる期間というのは留意しておきたいものです。可変式レバレッジ・ポートフォリオの方が最大下落幅がS&P500より小さいです。

rokohouse-portfolio-kensyou-8y-20171217.png

約8年の期間で見てみますと可変レバレッジド・ポートフォリオの圧倒的なパフォーマンスです。

rokohouse-portfolio-kensyou-8y-20171217-2.png

年別のパフォーマンスを見ると、2015年一番パフォーマンスが悪かったですね。2015年って債券も株式も冴えない年だったのですが、ただ他と比較して大負けしているというわけではないですね。

ここまで見てくるとレバレッジをかけたくなるものですが、レバレッジをかけたETFの構造やリスク・リターンについて計算できない場合は安易に投資しない方が賢明かと思います。過去良かったとはいえ不規則なことが起こった場合にどうなるかは不明点がありますし。

とはいえ、レイ・ダリオ式のポートフォリオはアンソニー・ロビンズがレバレッジをかけないポートフォリオを教えてほしいとレイ・ダリオにリクエストしたもので、実際その前のオール・ウェザー戦略のところでは、レバレッジを使用していることを言及していました。

レバレッジを使用するとレイ・ダリオのポートフォリオも可変レバレッジ式のようになるのかもしれません。
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