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米国市場が10%を超える下落の中、米国以外の国別のパフォーマンスを確認してみた

world-stock-20180212.jpg

最近1週間の調整でどれくらい株価が下がっているのか気になりまして、昨日は業種から、高配当、小型、バリュー、グロースなどでパフォーマンスに差がないか確認しました。

関連記事 >> 米国市場が10%を超える下落の中、特定セクターや高配当株がどれくらい下落しているのか?

アメリカに絞って株価のパフォーマンスを見ましたが、どれもまんべんなくマイナス10%近くの状況でした。やはり他の国への分散しないとダメかなということで、アメリカ以外の国だとどうなるのか気になりました。

ちなみにバンガードのETFを使って、欧州株(ティッカー:VGK、赤)、米国外先進国(ティッカー:VEA、青)、新興国(ティッカー:VWO、緑)をニューヨークダウがピークをつけた1/26から2/8の期間でパフォーマンスを比較してみたところ・・

VGK-VEA-VWO-10d-20180211.png

欧州株と先進国株は9%前後のマイナスでダウよりはややましという印象です。世界的な株安ということで、値動きの激しい新興国株式の下落幅は1%程度大きいものとなっています。

日経平均のピークが1/23でそこからマイナス9.3%程度(2/8時点、2/9500円下げたので2/9だとマイナス11.4%)ですので、新興国の方が値動き激しいんですね。

では、国単一でみると案外下がっていない国があるのではないか?と考えまして、2017年の株式のパフォーマンスを調べた国の1/26から2/8までのパフォーマンスを調べてみました。

関連記事 >> 2018年動向が気になる国の2017年の株式のパフォーマンスを調べてみた

まずは欧州の国々からみてみましょう。

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北欧4カ国&スイスの株式


最初に、欧州先進国とは通貨や社会福祉政策が異なる北欧4カ国とスイスです。

    フィンランド:iShares MSCI Finland Capped ETF(EFNL)
    スウェーデン:iShares MSCI Sweden ETF(EWD)
    ノルウェー:iShares MSCI Norway Capped ETF(ENOR)
    デンマーク:iShares MSCI Denmark Capped ETF(EDEN)
    スイス:iShares MSCI Switzerland Capped ETF(EWL)

EFNL-EWD-ENOR-EDEN-EWL-10d-20180211.png

赤のフィンランドがマイナス4.2%と下落幅がもっとも小さくなっています。他もマイナス8%台が多く、米国外先進国株式や欧州株式よりも踏みとどまっています。

これらの国々はベーシックインカムの導入なども含めて先進的な面もあるので、大手ネット証券でも投資をできるような環境が整備できるといいなと考えております。

欧州主要国の株式


続いて欧州の主要国。

    ドイツ:iShares MSCI Germany ETF(EWG)
    イギリス:iShares MSCI United Kingdom ETF(EWU)
    スペイン:iShares MSCI Spain Capped ETF(EWP)
    イタリア:iShares MSCI Italy Capped ETF(EWI)
    フランス:iShares MSCI France ETF(EWQ)
    オランダ:iShares MSCI Netherlands ETF(EWN)

EWG-EWU-EWP-EWI-EWQ-EWN-10d-20180211.png

下げ幅が大きいのはドイツとスペインですね。

ドイツはようやく連立政権が成立しそうな情勢ではありますが、ポストメルケルを意識しないといけない状況になりつつあるかと。欧州全体への影響も大きいんじゃないですかね。

イギリス、イタリア、オランダあたりはアメリカと比較するとマイナスはマシな状況です。

欧州の国はアメリカほど下落していないという状況でした。ただ、欧州に偏っていますので、新興国の国々だとどうなるのか?気になって調べてみました。

新興国株式の中で注目したい国


最後に個人的に気になっている新興国を10カ国ピックアップして調べてみました。

    中国:iシェアーズ中国大型株ETF(FXI)
    インド:iシェアーズMSCIインドETF(INDA)
    ブラジル:iシェアーズMSCIブラジル・キャップトETF(EWZ)
    ロシア:iシェアーズMSCIロシア・キャップトETF(ERUS)
    ポーランド:iシェアーズMSCIポーランド・キャップトETF(EPOL)
    メキシコ: iシェアーズMSCIメキシコ・キャップトETF(EWW)
    トルコ:iシェアーズMSCIトルコ ETF(TUR)
    フィリピン:iシェアーズMSCIフィリピンETF(EPHE)
    インドネシア:iシェアーズMSCIインドネシアETF(EIDO)
    ベトナム:マーケット・ベクトル・ベトナムETF(VNM)

FXI-INDA-EWZ-ERUS-EPOL-EWW-TUR-EPHE-EIDO-VNM-10d-20180211.png

グラフの両端の中国とベトナムが大きく下がっています。新興国株式の下落幅が大きいのも、中国が大きく下げているから先進国株式よりもパフォーマンスがよくないんでしょう。

下落幅が比較的小さいのはロシア、メキシコ、インドネシア、フィリピンあたりですね。

ロシア、メキシコとアメリカと火種を抱えている国の方がパフォーマンスがいいというのは、2017年のパフォーマンスが他の国よりも冴えなかったのもあるかと考えます。

アメリカが風邪ひくと他国も風邪をひく


今回はアメリカ以外の国々に分散していても同じくらい下落している状況ですから、アメリカが風邪ひくと他国も風邪をひく状況です。

分散投資をしていて効果を発揮する状況もありますが、新興国やアメリカ以外の先進国も先月末まで大きく上昇している状況でしたから、いっしょに下がっている状況です。

もちろんだからこそ債券とかもポートフォリオに組み入れてとなるわけですが、更に金利が上昇しているので債券価格も下落中。

何年か運用やっているとこういう状況もありうるということですから、今回の下落と一連の仮想通貨の騒動をみていると、現金比率の重要さを実感しました。

関連記事 >> 投資初心者じゃなくても迷う、リスク資産と現金の比率
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