株価が下落した時こそ再確認したいバフェットの格言12選
先週までのマイナス10%前後の下落ですが、2017年のゆるゆると上昇していく相場に慣れ始めたころに冷や水を浴びせたものとなりました。
あらためて、長期的視野で投資をするにはどうしたらよいのかを考えさせられるいい機会になったなと。
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とはいえ下落して実際の金額をみると毎月の給料分は飛んでいるため、いい気分ではありません。
こういう場合こそ長期投資に関する格言をみるのが良いかなと考えました。
やはり長期投資ということを考えるとウォーレン・バフェットがよいかなと。
バフェット関連書籍の記事
株で富を築くバフェットの法則バフェットからの手紙第4版を読んで
1957年から2014年のバフェットの重要投資案件20件を時系列順に見てみた
今までだいたい1年に1冊を下回る感じで読んできましたが、なんか毛色が違うかなという本を見つけたのです。
バフェットの非常識な株主総会はおもに2017年のバークシャーの総会の様子と投資家の名言が載っていまして、バフェットだけではなく、相方のマンガーやグレアム、フィッシャーも載ってました。
バフェットだけでも100以上になるのですが、その中から投資をする上であらためて気づきを得られるものを選んでみました。
バフェットの投資にまつわる格言
- 感情が勝ってくると、リターンは少なくなる。
- タイミングを計って投資して、うまくいった人を私は知らない。
- 投資について考える最もよい方法は、誰もいない部屋でただ考えることだ。
- 投資の成功は、時間、規律、忍耐にかかる。
- 投資家にとって最も大事な要素は、気質であって、知力ではない。
- 何もしないことが最も難しいことだ。
- われわれは、動いている時より、あくびをしているときにお金を増やす。
- 宇宙に行く勇敢さは賞賛するが、われわれはそのロケットに載らない。
- 危機はよりしずかなとき夢にも見ない降りかかり方でやってくることを歴史は教えている。
- コメンテーターはよく「不透明感が強い」というが、どんなに卿がのどかでも明日のことはわからない。
- 投資で重要なことは、どれだけ知っているかではなく、どれだけ知らないかを明確に知っていることだ。
- リスクは自分が何をしているかわからないことからくる。
結局感情のコントロールの重要性を説いたものやタイミングを狙った投資よりも長期的に投資することを重要視したものが個人的にはあってるなと。
とくに「投資の成功は、時間、規律、忍耐にかかる。」と「何もしないことが最も難しいことだ。」ですね。
この2つからはとくに忍耐が重要であるという印象をもちますし、胆力って重要だなと思うのです。胆力が低いと何かをせずにはえられないという状況になりますし。
理想像は時間をかけて、規律通りに投資し、あとは大きな調整を耐える」ということになるのでしょうけど、それを実直に実行できる人はそうそういないもの。
現実的な解は ①長期投資をする、②リスクについて考える、③②の考えを反映したポートフォリオと投資方針を決める ということになるかなと考えました。
無知を自覚することの重要性
あとは、「投資で重要なことは、どれだけ知っているかではなく、どれだけ知らないかを明確に知っていることだ。」と「リスクは自分が何をしているかわからないことからくる。」ですね。
これは仕事でも通じるものですけど、わからないのに知ったかぶりで進めるのが一番トラブルの大元になります。そういう意味で、自分の貴重なお金を使って投資をするわけですから、わからないものには手を出さないって重要だなと。
これに加えて、無知なものを認めるだけではなく、知らない色んな事に純粋に興味をもつことは格言に書かれてませんでしたが必要だなと考えます。
実際、マンガーやバフェットは読書が習慣ですし。
無知なものにいかに関心が持てるかということは、投資だけでなく仕事も含めて気質になるんじゃないですかね。
歳をとって保守的になりがちなだけに、無知なものに関心をもつことも心がけていきたいと考える今日この頃です。


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