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21世紀は資本主義→時間主義→記帳主義→信用主義?新しいお金の教科書を読んで

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年明け早々にPCを購入したりしたのと、年始早々仮想通貨でフラグを立てる人がいてその後にコインチェックの事象が発生したりとお金の価値などについて考えさせられることが複数ありました。

関連記事 >> ダウが25000ドル突破したことよりも気になる、仮想通貨で生き急ぐ人が増えていること

お金ってなんぞやと考えさせられるわけですが、まがいなりにもギャンブルやってる人間ですので、これまでの経験上「1円に笑う者は1円に泣く」や「ありとあらゆるものの代用品になる、オールマイティーカード」という貝木泥舟に近い考えをもってます。

ただ、貨幣についてはその成り立ちや歴史を学ぶのは、私の趣味の一つである歴史とも重なるところがありますので、色んな本を読もうと考えて、今年は重点的に読んでいきたいと考えています。

その方針に沿った本として、新しい時代のお金の教科書を読みました。

ピカソがお金を稼げた理由から始まり、お金の起源、お金の本質、お金の将来について書かれています。

信用を強く押しすぎていてやや誇張しすぎではないかと思うところもありますが、興味深い3つの項目がありましたね。

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お金を構成するのは「信用」と「汎用」


まずはお金の構成について書かれていた2章の内容がよかったですね。

お金を構成するのは「信用」と「汎用」でそれぞれ以下の公式で示されていました。

    価値=(専門性+確実性+親和性) / 利己心
    汎用とは、信用の適応範囲(広さ×深さ)

価値に関しては仕事とかにもあてはめることが可能かなと思いましたね。私の場合ある程度の専門性と親和性はあるのですが、いかんせん確実性が低い点が問題やなと。

汎用に関しては、広さ×深さということで横に深い付き合いを広げることと、縦関係も広げるという2点があるかなと思いました。

2章の最後に書いてある21世紀にやるべきことは、一時的な評価や一攫千金を得ることではなく、ネットワークを広げそのネットの網の中に信用を編みこんでゆくこと(73p)に関しては意識していきたいなと。

信用・信用・信用という意見をみることもたまにありますが、この本はタテ社会(貨幣・権威)とヨコ社会(信用・ネットワーク)を両立させて且つ両者を融合させずに行くという点は現実的でいいなと思いました。

信用・信用・信用的なことをいう人ってすでに地位を築いている人がいうことが多く、胡散臭さも含まれていますし。

資本主義経済→時間主義経済→記帳主義経済→信用主義経済


4章の資本主義経済がやがて時間主義経済、記帳主義経済、信用主義経済へと移り変わっていくとありました。

時間主義経済は時間が通貨として存在する経済主義、記帳主義経済は物を対象としながらもそれをお金を使わないで流通させようという試みで、広義だとベーシックインカムを含むとのこと。

ほんとうに?と思う一方で、日本でも残業時間の制限が広がりつつあるので、時間単価価値を考えるようになりつつありますし、ビッグデータとIoTがますます広がると、購買履歴から移動手段まで記帳されていく時代になりつつあるため一概に否定はできないかなと。

3章にも書いてありましたが、ビジネスが20世紀は標準化・画一化・習慣化だったものが、21世紀のビジネスは多様化・個別化・肯定化に変わっていく中で、価値感も変質していく可能性があるので、時間とヨコのつながりを大事にした方がよいのかなと思いました。

お金について意識するべき10の習慣


最後にお金について意識するべき10の習慣が上げられていました。個人的にはそれはちょっと・・というのもありましたが、以下の項目は今後意識していきたいなと。

  • 購買意思決定の「1、2、3ルール」
  • お金にうまく色をつけよう。
  • お金以外のコミュニケーションツールを使おう。
  • お金をうまく流せるようにしよう。
  • 価値の方程式を意識して信用を積み上げよう。
  • 時間を意識しよう。

価値の方程式に関しては、価値=(専門性+確実性+親和性) / 利己心という公式で、「誠実さ」「コミットメント」「力量」「成果」の4つから構成されているそうです。

個人的にはお金に関することとして1番目から4番目、仕事上のスキルも含めてが5番目、仕事もプライベートも含めた全般が6番目という感じでしたね。

とくにお金に関する項目が多かっただけに、この4つに関しては意識していきたいですね。とくにお金を流すということに関してはことし取り組みたいと思います。

貨幣論に違った視点から切り込んでいてなかなかおもしろい内容でした。

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