バンガードが3本のETF(VT,BNDX,VTIP)の経費率をダウン。VTはとうとう0.10%に。
バンガードのETFというと毎年コストダウンしていく印象がありまして、だいたい2月末とか4月末とか年末とかに発表されています。
2016年年末の記事 >> バンガードが去年同様クリスマスの時期にETF11本の経費率をコストダウン。しかし米国ヘルスケアセクターETF(VHT)は・・
昨年4月の記事 >> バンガードBND等債券ETF4本、小型株(VB)、グロース株(VUG)、バリュー株(VTV)、S&P500(VOO)等株式ETF13本経費率値下げ
ところがですね、どういうわけか2017年5月末にバンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)のコストダウンがあった後、昨年はコストダウンのニュースなし。
2017年のバンガードETFコストダウン公式発表 >> 2017年バンガードETF™・米国籍投信経費率改定のお知らせ
まぁ、iシェアーズのコアシリーズだけでなく、シュワブやSPDRなんかをアメリカでは相手にしているのですけど、コストはかなり低くなっているので、経費率を下げづらいレベルにはなりつつあるのは否めないわけですが。
すると久々にコストダウンのニュースがバンガードの公式に出ていました。
バンガード公式ニュース >> 2018年バンガードETF®経費率改定のお知らせ
今のところ3本だけですが、例年かなりの数を一気にコストダウンしていたので、続報が来るかもしれません(書いているのは週の初め)。
経費率が下がったバンガードETF一覧
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT) 経費率0.11%→0.10%
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(ティッカー:BNDX) 経費率0.12%→0.11%
バンガード・米国短期インフレ連動債ETF(ティッカー:VTIP) 経費率0.07%→0.06%
VTがコストダウンでとうとう0.10%まで来ましたね。最初にVTを買った時は40ドル台前半でしたが、今はそこから上がって76ドルですからね。
とはいえ倍になったとか書いたらバルス的に相場が崩れそうなぐらい上がっているという印象ですので、自重したいと思います。
このコストダウンで「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の経費率も0.01%ぐらい下がると推測されますが、まだ設定されて1年経ってない状況ですので、1年目は多少なりとも実質コストは高めに出る可能性は高いでしょうけど。
まぁ、これだけコストダウンされているということは、資金が流入している証左でしょうから、次のコストダウンもそう遠くないんじゃないかと。
しかし、株価が大きく変動するタイミングで短期のインフレ連動債と米国外の債券ETFの経費率下げてるんですね。
株価からの資金の逃避先として有望そうなETFの経費率下げたのは意図的なものもあるのかな?と思わなくもないのですけど。
ともあれ、しばらくなかったETFのコストダウンは今年も行われるようですので、引き続きウォッチしていこうと思います。


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