株安円高で先月からマイナス3.2%程度は踏みとどまったというべきか?2018年2月終了時点資産状況
2月は久々に厳しい投資環境となりました。昨年が5年に1回ぐらいの上昇するだけの相場でしたから、それが続くことはないということでしょうね。
このまま大きな調整となるとは思わないのですが、アメリカの制作やトランプをはじめとした要人の発言に相場が激しく反応するようになってきた印象がありますので、値動きの激しい相場が続くんじゃないですかね?
ちょうどそんなタイミングで積み残していた、ブラックスワンの著者ナシーム・ニコラス・タレブの新作反脆弱性の上巻を読みました。
下巻を読み終わった後に記事にまとめたいと考えていますが、オーストリア学派でブラックスワン回避法のマーク・スピッツナーゲル同様、経済への政府の介入をなるべく小さくすることを主張していて、バーナンキあたりをボロクソに叩いています。
関連記事 >> 損をして得を取る投資法とは?ブラックスワン回避法を読んで
正直政府が介入するのは、いずれ治安や政情不安につながるという側面もあると考えますので、ちょっと偏りすぎている感があります。
ただし、まだ先とはいえ大きな調整が起こりうる状況だとは考えます。
「予測できない、甚大な被害を与える事象のこと」であるブラックスワンが起きた場合には、10%の投機的なハイリスク・ハイリターンの資産、国債などの90%のローリスク・ローリターンの資産を組み合わせる「バーベル戦略」は面白いなと思いました。
大きな調整に対する備えとして、下巻まで読み終わった後にバーベル戦略についていろいろと考えて調べたことをまとめたいと考えています。
さて、本題に戻りまして2018年2月終了時点の資産状況を確認してみます。
2018年2月終了時点のポートフォリオ


こういう株価が調整しているときにだいたい半分くらい組み入れている債券の効果を期待しているわけですが、金利の上昇で債券価格も下落傾向にありそのダメージを受ける状況となりました。
株価はまだ高値圏にありますので、金利が上昇している状況。もう少し株価の調整が進んだ場合は債券部分がクッションになるのではないかと考えています。
下落の際にどれくらい資産が減るのかといういいサンプルになる事象だと考えています。どれくらい先月比で下落したのか、現金部分を含めた総資産で見るとだいたいマイナス3.2%。
ちなみに投資は前月比マイナス5.8%。株式50%、その他債券中心の50%という感じだとある程度はクッションにはなったかと。
株安円高の状況であまり大きなマイナスともいえませんが、額面の給料2カ月分近くが減ってますので大きなマイナスとは思いますが、資産規模がそれだけ大きくなった証拠でもあるので、引き続き継続して投資したいと思います。
リスクを取りすぎていないか現金比率も含めて考える機会に
今回の下落でわたしはまだ慌てたりはしませんが、動揺をしたりする人は、リスク100%で問題ないという方針を貫ける人以外は現金比率を考えた方がいいのではないかと考えます。
関連記事 >> 投資初心者じゃなくても迷う、リスク資産と現金の比率
このまま10%程度の調整だとしても4ヶ月ぐらいは統計的にかかりますし、20%を超えると2年ぐらい平均回復にかかりますからね。弾を撃ち始めるのはまだ先だと考えます。
自分がアクセルを踏みすぎていないか、現金比率まで含めて見つめ直すいい機会なんじゃないですかね?
個人的には積立投資の金額は増やさずに、ボーナス投資を行う6月までは現金を積み上げていくことを優先していきたいと思います。


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