クラウド王者AmazonをマイクロソフトとGoogleが追い上げ中?
他の会社でもあると思うのですが、部署毎に○○係的なものってあると思うのです。例えば、新人はレクリエーション係的な飲み会の幹事担当のようなものです。
基本的に若い人間が係になるわけですが、入社から2年目以降数年セキュリティ係のような役割をやってました。
ところがこれが結構厄介なものでした。USBの管理とかもやらねばならず、紛失した場合に、
紛失した人の作成した書類→係の押印→上司の押印→総務決裁
他総務側の連絡も紛失した当人が探しに行っているためやる羽目に。それだけにその後、クラウドやデータサーバー使うようになったのは本当によかったと思うのです。まぁ、係じゃなくなったのも大きいのですけどね。
係のときに興味をもちまして、クラウドやらデータサーバーに関してちょこちょこ調べたりしてるわけですが、気になる記事が東洋経済にありました。
王者アマゾンを脅かす「クラウドAI」開発競争
Amazon関連の記事や書籍からは、AmazonのAWSの強さが語られていたわけですが、風向きが変わりつつある?という記事でした。マイクロソフト、Googleが巻き返しつつあるようです。
関連記事 >> Amazonの次なる標的は?アマゾンが描く2022年の世界を読んで
マイクロソフトがクラウドで巻き返している理由は?
クラウドインフラサービスの市場規模は前年同期比で50%近く上昇しているわけですが、その世界シェアは2017年4半期でAmazon 32%、マイクロソフト14%、Google 8%、IBM 4%と続いています。
ただ、前年同期比のクラウドインフラサービスの成長率だと、マイクロソフトとGoogleが100%近くで好調。Amazonは40%台ののびとなっています。
マイクロソフトが伸びてきている理由としては以下が上げられると思います。
- CEOになる前にクラウド・コンピューティング部門の責任者を務めていたサティア・ナデラ
- 物流・小売業でアマゾンが強大化したことによる警戒感から、ネットインフラではアマゾンへの依存を避ける
- Office 365などの人気サービスとの抱き合わせ
さらにマイクロソフトCEOのサティア・ナデラの自伝であるHit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来を読んでおりますと、依然と比較して他社との共存を取るようになってきていますし、これまでとはマイクロソフトも戦術を変えてきていることがわかります。
Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来
posted with ヨメレバ
サティア・ナデラ,グレッグ・ショー、ジル・トレイシー・ニコルズ 日経BP社 2017-11-16
記事で気になったGoogleは半導体チップを自社開発
記事の中でもう一つ気になったのは「Googleは半導体チップを自社開発」という点。
AI関連の需要が予測されて、GPUのNVIDIAや台湾セミコンダクター(TSMC)の株価がS&P500(緑)と比較しても過去10年で大きく上回ってますからね。

AIや量子コンピュータとかまでを展望していくと、こういう試みはなかなか面白いものがあるんじゃないかと考えます。
ちなみに米国スマートスピーカーのシェアはというと
Amazon、Google、マイクロソフトの3社といいますとそれぞれスマートスピーカーを販売していますが、アメリカのシェアはどうなっているのかなと気になってしまらべ手見ました。
Amazon Echo(Amazon) 40%
Google Home(Google) 46%
Cortana(Microsoft) 7%
参考:【QuestionPro調査】米国スマートスピーカーのユーザー調査
母数は450人以上、そのうち25%の調査ですから誤差はあるかと思いますが、AmazonとGoogleの2強という感じですね。
クラウドで巻き返したマイクロソフトがここから巻き返していくのか?注目したいですね。
田中 道昭 PHP研究所 2017-11-18


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