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関東在住福岡人のまったり投資日記

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投資関連本

ファイナンス理論全史を読んでファイナンスの理論と歴史を復習する

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高校や大学で習ったことは社会では役立たないという話もありますが、社会に出てから10年あまり、仮に宝くじやらで6億とか自分の手元に転がってきた場合は、大学とかで学びなおしたいと思うことが結構あります。

たとえば個人的に興味を持っている本のジャンル的には歴史や経済学なんかはあてはまりますし、数学や物理にも興味あり。

後者に関して興味を持つのは、年明けてディープラーニング関連のイベントに仕事で出たわけですが、高校や大学で多少なりともかじった分野がこういう風に使われてるんだなと実感したのが大きいです。学びなおしたいなと。

こういう知識欲を大事にしたいなということ、歴史+ファイナンスを学習・復習したいと思い、ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質を読みました。

ファイナンス関連の入門書としては、あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門がありますけど、ファイナンス理論全史はちょっと毛色が異なり、100年分の投資理論の体系的・歴史的な解説と、金融市場では理論通りいかない事例を見ていく流れになっています。

書評記事 >> ファイナンス理論の入門書 あれか、これかを読んで


個人的には以下の2点が印象に残りました。

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研究されてきた投資理論の概要・歴史と金融市場における矛盾


おもにファイナンス理論の流れをわかりやすく解説していて、最後の章ではAI運用に関しても記載されています。

  • ランダムウォーク理論
  • モダンポートフォリオ理論
  • CAPM
  • 効率的市場仮説
  • ブラック=ショールズ・モデル
  • AI運用

歴史を解説していますので、シャープ、ファーマ、ソロス、バフェット、カーネマンといった有名人も多く登場しています。

特に印象に残ったのは価格の動きの正規分布図ですね。S&P500の67年に渡る月間の暴落率の頻度分布を見ますと、理論上の正規分布よりも大きな上昇や下落する確率は若干高くなっているんですね。

基本的には正規分布ですが、極端な上昇と極端な下落の確率は正規分布よりも若干高いということですから、先進国株式中心にインデックスファンドで投資をしていたとしても、想定外の極端な下落は起こりうるということを意識しておきたいですね。

謎の高収益ファンド、ルネッサンスと人工知能


本の中で取り上げられていた謎の高収益ファンド、ルネッサンスについて気になりました。

ルネッサンス・テクノロジーズとは、数学博士のジェイムス・シモンズ氏が1982年に創業したヘッジファンドです。あらゆる投資対象の値動きをプログラム化して価格変動パターンを割りだし、短期売買を集中的に積み上げる手法をとっているそうです。

サミュエルソンがルネッサンス本社に迎えられたとき、「どうやら、その連中(マーケットに勝てる秘密を知っている)はここにいたようだ」と発言したそうです。

では、そのルネッサンスの社員ってどんな人たち?かというと物理学や人工知能の一線級の研究者が常に加わり続けているそうです。そして、アルゴリズムが改善され続けているそうです。

ちなみにヘッジファンド最大手のレイ・ダリオ率いるブリッジウォーターはIBMの人工知能「ワトソン」の開発責任者を引き抜いているそうです。

とはいえ過去の事例を元にアルゴリズムは判断しているわけですから、過去の事例からどれだけ人間の営みを予測できるかは未知数です。AI運用の進化でどう変わっていくのか気になりました。

ファイナンス理論の歴史を一通り読むと、大学課程の数学とか物理学をもう一度復習してみようかなと思うんですけどね・・どっかから仕事辞めても問題ない大金転がり込んで来ないかなw

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