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投資哲学・投資理論

株価の変動が激しいときに意識しておきたい反脆弱性という考え方

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昨年は適温相場だったとも言われておりますが、今年に入ってからニューヨークダウにしても日経平均にしても上下に激しく変動することが多くなりました。

あまりたいしたことじゃないのでは?という事象で株式市場の反応も大きくなっているなと。

昨年、恵まれた相場環境で過ごせたのもあり、今年は違うって感じがしている中、上下巻800pを超える反脆弱性を読み終わりまして、こういう株価の変動の激しいときこそこういう本を読むべきなんだろうなと思いました。

経済への政府の介入をなるべく小さくすることを主張するオーストリア学派の考え方で、以前書評を書いたブラックスワン回避法同様、哲学的な上に自分の考えと違う人物に毒をはきまくっています。

書評記事 >> 損をして得を取る投資法とは?ブラックスワン回避法を読んで

ただ、マーク・スピッツナーゲルよりもさらに哲学要素が強く、経済だけではなく病気も極力自然治癒の極端な方向に偏っているので、哲学者という感じのする人物だなと。

医原病なんかも、塗る薬間違えて症状が重くなったこともある人間なので、言ってることは一理あるんですけどね。

そんな哲学的な要素も多分にあるなかにも、現状の値動きの激しい相場で考えさせられました。

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反脆弱性とは?


「反脆弱性」はタレブによる造語で、「脆い」のちょうど逆に当たる単語がないので、それを「反脆(はんもろ)い」または「反脆弱」(antifragile)と形容しています。

社会はあらゆる不確実性を抱えているわけですが、変動性、ランダム性、ストレスなどから身を守ろうと不確実性を排除して社会システムをより頑健にしようとするわけです。

しかし、リーマンショックや東日本大震災などどんなに頑健にしようとしても、予測外の出来事(いわゆるブラックスワン)で大きな被害を被るんですね。

技術的に自然はある程度コントロールできるようになりましたが、社会システムは管理はできない。

だからこそ変動性、ランダム性、ストレスを管理しようとするのはかえってシステムにとって有害だから受け入れようというのが「反脆弱性」という考え方です。

イノベーションに関しても同様の考え方で、小さな失敗の積み重ねが必要で、日本は小さな失敗を厳しく罰して、大きな失敗を無視すると批判しています。

経済への政府の介入をなるべく小さくするという考え方を、経済・企業・医療などあらゆるものに応用させた理論といえますが、変動性、ランダム性、ストレスを回避しようとせず、その衝撃を糧にするぐらいの考え方が必要なんじゃないかと考えさせられました。

株式の変動性、ランダム性、ストレスを受け入れる


株式が500円下がったと思ったら、次の日500円上がってたという不安定な相場は投資をする人間にとってもあまり気分がよくなるものではないでしょうね。

とはいえ、去年のようなVIX指数が定位で、一本調子に上がっていく相場というのは、予測不可能なことが起こったときにバブル化する脆さがあるとおもうんですよね。

バブル化することに対する対策として本の中では高リスクと低リスクを組み合わせるバーベル戦略があげられていましたけど、本質はそこじゃないなと。

関連記事 >> ブラックスワンが起きた時に対策となる?バーベル戦略について海外ETFで検証してみた

反脆弱性という観点を応用すると、むしろ上下に株価が動く変動性を受け入れて糧にする方が、将来の株価の上昇につながっていくといえるなと考えました。

株式の変動性、ランダム性、ストレスを受け入れるという意味で、積立投資や長期投資をする人にとっては、上がってよし、下がってよしの株価かなぐらいのスタンスがいいんじゃないかと。

もちろん金融緩和的なものを否定する側の意見ですし、個人的には社会システムを守るという意味での金融緩和は否定されるべきではないとは考えますけどね。本書は全面的に賛成ではないですが、一部の考えは相場環境が変わりそうな時期だからこそ取り入れるべきだなと。

失敗や不安定、ランダム、ストレスを過剰に恐れず、それらを受けいれるってことは、とくに小さな失敗に目くじらを立てる日本にとって必要なことなんじゃないかと感じました。

ストレスや不安定さ、失敗という事象はわたしもかなり過剰に恐れている心当たりがありますので、投資以外でも不安定性を受け入れるという考え方は意識しておきたいですね。

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