IYRよりもコストが安いiシェアーズの米国REIT ETF(USRT)は1659で代用可能ではある
ロバート・キヨサキの金持ち父さん、貧乏父さんは投資を勉強するにあたって読んだ人も多いんじゃないかと思うのですが、読み終わってうさんくさい面があるなぁと個人的な印象を持ったんですね。
不動産関連はアメリカだからうまくいってるのは?と思いましたので、個人的にインカム重視であるならば、REITのETFを購入した方がいいのではないかと。
現状のわたしのポートフォリオでは海外REITと国内REITを足しても1%に満たないレベルですけど、この比率(とくに海外
REIT)を多少は増やしてもいいかなという考えをもってます。
ただ、現状米国REITで有力なETFはiシェアーズ 米国不動産 ETF(ティッカー:IYR)は経費率が0.44%と高く、経費率0.12%でやすいバンガードのREIT ETF(ティッカー:VNQ)が大手ネット証券で取り扱いがないのが残念なんですよね。
VNQとIYRの比較をした記事 >> 何故か日本では買えないバンガードのREIT ETF(VNQ)
ほかに米国REIT ETFないんかと思って、先週ほかのしらべものでiシェアーズのサイトをみつけたら、iShares Coreシリーズの中にあるのを発見しました。
関連記事 >> HDVが33%、AGGが38%コストダウン!iShares CoreシリーズのETFコストを引き下げへ
iShares Coreシリーズはコスト優位だったバンガードに対抗するため、主要なETFのコストが安いETFをそろえたものですが、当初10本程度だったのが今では25本超えてるぐらい増えています。
その中に、「iShares Core U.S. REIT ETF(ティッカー:USRT)」というETFがありました。経費率0.08%と0.1%切ってるレベルですし、同じ指数に連動したiシェアーズ 米国リート ETF(1659)は東証に上場しています。
既存のiシェアーズ 米国不動産 ETF(ティッカー:IYR)との違いも含めて調べてみました。
USRT(1659)とIYRと比較
iShares Core U.S. REIT ETF(ティッカー:USRT)の経費率や利回りなどをiシェアーズ 米国不動産 ETF(ティッカー:IYR)と比較しますと以下の通りです。
ティッカー | USRT(1659) | IYR |
経費率 | 0.08% | 0.44% |
インデックス | FTSE NAREIT Equity REITS Index | ダウ・ジョーンズ米国不動産指数 |
保有銘柄数 | 159 | 124 |
分配金利回り | 3.76% | 3.83% |
利回りに大きな差はなく、経費率の差が目立つ状況ですね。
指数が異なるので、ETFの組み入れ銘柄の中身を見てみました。
iShares Core U.S. REIT ETF(ティッカー:USRT)組み入れ上位10銘柄

iシェアーズ 米国不動産 ETF(ティッカー:IYR)組み入れ上位10銘柄

比較すると投資先はだいたい同じティッカーが多い状況です。
USRTとIYRのパフォーマンスは若干差があり
パフォーマンスに差があるか確認するため、バンガードのREIT ETF(ティッカー:VNQ)も含めて過去10年で比較してみました。

IYRよりもUSRTの方がパフォーマンスがいいようです。IYR組み入れトップのAMTの有無などが差になって表れているようです。
iシェアーズ 米国リート ETF(1659)はiShares Core U.S. REIT ETF(ティッカー:USRT)を組み入れている東証上場ETF
IYRよりもUSRTの方がパフォーマンスがいいようですから、はよ大手ネット証券でも取り扱いをとなるのですが、iシェアーズが新規設定や上場廃止など再編をやっている東証上場ETFに「iシェアーズ 米国リート ETF(1659)」というETFがあります。
1659はiShares Core U.S. REIT ETF(ティッカー:USRT)組み入れているため、代用可能ではあります。
運用開始から半年ぐらいですが、信託報酬は0.20% 以内となぞな部分もありますが、IYRよりもやすいですし、純資産もすでに58億程度となかなかの規模です。
初年度ですので指数からの乖離の怖さもありますが、iシェアーズのブラックロックは東証上場と被る海外ETFは大手ネット証券での取り扱いをやらない方針なのかもしれません。代用としてはまずまずかなと考えます。



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