生活必需品の比率が高いHDVも不調です。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2018年3月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?
レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。
先月の記事 >> 生活必需品セクターが不調です。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2018年2月度編
ドル建てで先月はどうだったのか確認してみます。
債券のETF
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) SELL
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) BUY
IYR(米国REIT) SELL
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) SELL
IXC(世界エネルギー) BUY→SELL
IXJ(世界ヘルスケア) BUY
高配当系ETF
- HDV(高配当) BUY→SELL
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
小型株とVT
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) BUY
VB(米国小型株) BUY
追加分
- BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL
VDC(米国生活必需品セクター) SELL
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) BUY
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) BUY
3月は株価が踏みとどまったという状況になりましたが、先月に引き続き生活必需品セクターは不調が続いています。
その影響でわたしのNISAのコアの部分である、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(ティッカー:HDV)もSELLに変化してしましました。
生活必需品セクターが不調な上に、iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF(ティッカー:IXC)も不調ですからね。
生活必需品とエネルギーの2トップのHDVはダメージがでかいのも納得です。
一方で、金利上昇で価格が下がっていた債券ETFは持ち直しつつある印象。
株価が要人の発言などで大きく変動することが多くなりましたので、その分債券に資金が戻りつつあるのかもしれません。
BNDや長期債券を買うにはいい機会なんじゃないかと考えるのですが、PC購入でいまいち弾が貯まってない状況なんですよねぇ。夏のボーナスで補充できる6月までこの状況が続けばいいんですけど。
関連記事 >> ニューヨークダウが600ドル以上下落したが、気になるのは金利上昇と80ドルを切ったBND


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