バンガード米国高配当株ETF【VYM】を一定口数ずつ買いつづけるとどうなってたのか計算してみた
先週、所有している株式ETFの分配金が入金されました。
あいかわらずバンガードのETFの分配金は、iシェアーズと比較して不安定だなと思いますが、さすがに5年以上海外ETFへの投資を継続したことでそれなりの金額にはなってきたなと実感します。
分配金の入金と三菱リーマンさんの記事のインスピレーションを受けて、利回り想定の記事を書いたわけですが、書いてて思ったんですね。
参考記事 >> 不労所得目当てでETFや株に投資するならば、利回り想定は3%くらいでいきたい。
SBI証券で外国株式や米国ETFの定期買付サービスが先月開始されたけど、仮に海外ETFを一定口数ずつ買い続けるとどうなんのかな?と
米国株式/米国ETF定期買付サービス開始のお知らせ(3/10~)
NISA枠ほぼフルで使って投資していて、今年も120万枠使い切るから、今年の分配金はトータルでこれくらいになるだろうというのはだいたい想定できます。
しかし、継続的に一定口数買い続けるとどうなったのかっていうのは算出したことなかったなと。
一応、10年分の配当金履歴と株価のデータをまとめているバンガード米国高配当株ETF(ティッカー:VYM)なら、配当率も高いので面白そうかなと言うことで、算出してみました。
過去10年毎月10口ずつVYMを買い続けるとどうなったのか?
ひとまず以下の条件で調べてみました。
- 毎月10口ずつ10年買い続ける。
- 過去10年2008年3月から毎月10口ずつ。
- 配当再投資はひとまず無視。
- 為替は無視してドルのみで評価。
2008年3月から2018年3月まで積み立てたとして口数は1210口になります。
投資金額:$67358.7
2018/3/30時点総額:$99812.9(+$32454.2)
分配金総額:$12,124.50
2018年3月分配金:$730.08
10口購入を続けると上相場もあってかなりのプラスになります。リーマンショック直後は10口$300以下で購入できた月も複数あります。
当然円高が進んでたので3万とかで10口買っているとその分含み益も出るということでしょう。
分配金総額は1万ドルを突破しています。1回あたりの配当金は$700に達していて、継続が大事なのがわかりますね。
分配金総額を今のVYMの価格で割ると約146。配当再投資していれば約150口追加できます。
NISA枠を5年続けてVYMで埋めている猛者がいれば、1ヶ月あたり9万円ぐらいでできるのでNISA枠内で収めれます。分配金も結構大きいくなるのではないでしょうか。
VYMが大手ネット証券で解禁された約4年半で確認してみると・・
ちなみにバンガード米国高配当株ETFが大手ネット証券で解禁されたのは2013年の9月。ですのでわたしのようにNISA外で購入した人もそれなりにいるかと思います。
2013年9月から2018年3月までの約4年半毎月10口ずつ積立てた場合のシミュレーションしてみました。
投資金額:$39034.7
3/30時点総額:$45369.5(+$6334.8)
分配金総額:$3,032.09
2018年3月分配金:$334.62
4年半だと分配金の総額に関しても少なくなってしまいますね。
ともあれNISA開始から5年目でこちらの投資結果の方が比較的近い人も多いでしょうから、参考値にはなりそうです。
投資を愚直に継続することの重要さの証左
楽天VYMも出ましたし、きっちり毎月1万とか5万と考える人だと、楽天米国高配当株式を選択するのも1つの手でしょうね。
ともあれ今回集計してみて10年投資を継続すると、分配金もここまで増えてますし、含み益も大底からの上昇相場で大きくなりました。
もちろんこれから先相場が上昇を続けるとは思えませんし、株価が下がれば配当も下がるということはリーマンショック時に起きてます。
配当も株価もシミュレーションする場合は厳しめで見積もって考えたいですね。
このデータを励みにして、まずは投資開始から10年目を目指して貯蓄→投資の流れを継続していきたいです。


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