株式投資の王道で取り上げられていて気になった3社について調べてみました
モーニングスターのセミナーではオススメの日本企業についても説明があったりしたのですが、全方面ソフトバンク絡みだったり、センサーとかロボット関連があげられていました。
セミナーの記事 >> モーニングスター主催 2018年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナーに行ってきました
堅実とは思いますが、驚きはないというのが正直な感想。
競馬やってる人間として、あまり人気がないけど馬券圏内の3着以内に来るような馬を好むタイプですので、人気はあまりなくても力の合っておもしろい企業はないかなと。
そういう意味ではスパークスの阿部修平氏の株式投資の王道 プロの目利きに学ぶ「良い会社」の見分け方であがっていた企業の方が面白そうだなと思いました。
書評記事 >> 日本株についてこういう見方もあるという気づきがえられた「株式投資の王道」
もちろんここでもソフトバンクがあげられていましたが、それ以外の中で個人的におもしろそうだと思った企業が3社ありましたので調べてみました。
シマノ
まずは自転車の部品と釣具のシマノ。
- 自転車パーツメーカーとしては世界最大で競技用自転車では圧倒的シェア
- 高い収益性
- シェアを脅かすような強豪会社が見当たらず、今後も先進国新興国で需要の伸びが期待できる。
- 高い営業利益率や高ROEを目指す株主重視経営
- 潤沢なフリーキャッシュフロー
ツールドフランスの人気を見ますと、競技用自転車のシェアを握ってるのは大きいですし、自転車の需要がアジアであるのを考えるとおもしろいという印象を持ちました。
ちなみにこの企業、ゴルフ用品やスノーボードのビンディング・ブーツも製造販売していたのに、ゴルフは2005年、スノーボードも2009年3月31日をもって終了してたりと見切りのよさも目立ちます。
森永製菓
最近大リーグでもハイチュウが広がっているらしいです。
いまはマーリンズにいますが、レッドソックス時代に田澤が広めて、かなり広がっているようですね。
- 築き上げてきた製品品質とブランド力が魅力
- キャラメル、ハイチュウ、ココア、ゼリー飲料など多様な製品で高いシェアを有する。
- 収益性を考慮した価格戦略と海外戦略に改善の余地がある。
- 森永乳業と経営統合?
ウイダーinゼリーなんかも海外で需要がありそうな気がしますけどね。
あと森永乳業と経営統合したらシナジーがあると書かれてましたけど、統合見送ってますし、そこまでシナジーがあるようにも思えませんが今後どうなるでしょうか。
ヤマハ
個人的にとくにおもしろそうと思ったのはヤマハ。
- 総合楽器メーカーとして高いシェアとブランド力を有する。
- ピアノ生産量で世界シェア1位
- 電子ピアノで世界シェアで5割、管楽器においても世界シェアで3割
- 大胆な経営改革により、多角化経営による採算悪化を脱し、本業回帰で収益が安定化
- 資本効率について改善の余地があり、収益性の低い資産の処分や資本構成の見直しを期待。
半導体等の電子部品、ルーター等のネットワーク機器、オーディオ機器等の製造を行うAV・IT事業ももってますし、楽器関連のブランドとシェアは周知の通り。
将来的に楽器の需要がどうなるのかは気になりますが、そう簡単には需要が減らない可能性も結構あるのではないうかと。
3社の直近の株価を見てみると
過去1年で3社とTOPIXを比較してみました。

過去1年だとヤマハは好調。森永製菓は森永乳業との統合破談から下がっている状況です。
では、これを過去10年でどうなるのか?

ほんの中にもあったようにヤマハ低迷していたところから復活したのがよくわかります。
シマノと森永製菓は10年前からほぼTOPIXを上回っていました。
3社とも今は割高の印象がありますけど、相場が一回りしたときにおもしろいんではないかと考えます。


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