KXIとIXJが株式分割になりました。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2018年4月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。
先月の記事 >> 生活必需品の比率が高いHDVも不調です。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2018年3月度編
ドル建てで先月はどうだったのか確認してみます。
債券のETF
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) SELL
BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) BUY
IYR(米国REIT) SELL
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) SELL
IXC(世界エネルギー) BUY→SELL→BUY
IXJ(世界ヘルスケア) BUY
VDC(米国生活必需品セクター) SELL
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY
高配当系ETF
- HDV(高配当) SELL
VYM(高配当) BUY→SELL
VIG(連続増配) BUY
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) BUY
VB(米国小型株) BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) BUY
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) BUY
4月は1月から3月までのジェットコースター的な値動きから一転して、比較的落ち着いた相場となりました。
傾向としては債券が金利上昇でさえない状況が続いていますが、株式ETFも一部はあまり冴えない状況になりつつあります。
バンガード・米国高配当株ETF(ティッカー:VYM)は先月のHDV同様にSELLへと変化しました。高配当株も最近のパフォーマンスがいまいちな状況です。
一方で、iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF(ティッカー:IXC)は原油価格の上昇で先月は大きく上昇。今後も原油価格上昇が続けば、ここ数年さえない状況から一変するかもしれません。
iシェアーズのグローバルセクターETFの2本(KXI,IXJ)が株式分割に
iシェアーズのグローバルセクターETFのうち、KXI(生活必需品セクター)とIXJ(ヘルスケアセクター)のETFは、重視しているセクターなので毎月価格を確認してはいるのですけど、いつのまにか100ドル超えてたはずが50ドル台になってました。
先月の価格の2分の1にするとなんとなくそれっぽい値であるため、調べてみたら株式分割の権利落ち日が5/2になってました。
株式分割・合併銘柄
他のETFは100ドル超えても株式分割してないですから、なんでこの2本のETFだけ?という印象を持ちますけど。
株式分割よりも0.47%と高めのコストを何とかしてほしいと思うんですけどね。先進国株式ETFのコストはiシェアーズもバンガードも0.1%切るような水準なんですから。
欧州の優良企業に投資するとなると、バンガード・FTSE・ヨーロッパETF(ティッカー:VGK)になるんですが、イギリスとと金融セクターに偏重してます。
それを考えると、iシェアーズのグローバルセクターETFにはコスト面でも頑張っていただきたいです。


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