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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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楽天バンガード

楽天・インデックス・バランス(DC年金)が新規設定されるので、世界の株式15%:債券85%のパフォーマンスを検証してみた

rakuten-vanguard-20180511.png

楽天・バンガード・ファンドに楽天・インデックス・バランス(DC年金)という全世界株式と全世界債券(15:85)のバランスファンドが登場するようです。

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楽天投信投資顧問、バンガード米国高配当株式ETF(VYM)に投資する楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドを新規設定へ
バンガードが投資信託の直販を検討中。バンガードがアメリカで販売している投資信託を調べてみました。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド以来の新しいファンドです。

最近バンガードが投資信託の直販を検討中という話も出ているだけに、楽天・バンガード・ファンドの今後の動向が気になっている中で、新しいファンドを設定してきました。

楽天・インデックス・バランス(DC年金)はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)を15%、アイルランド籍のバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドに85%投資するファンド・オブ・ファンズになります。

アイルランド籍のバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドは、日本を含む全世界の債券に円建で投資し、為替ヘッジありです。

信託報酬は税込みで0.2078%程度になります。

DC年金とありますので、いまのところiDeCo専用ファンドとなるんでしょうかね?

ともあれ、世界の株式15%:債券(為替ヘッジ)85%ってかなりディフェンシブやなという印象ですので、このポートフォリオだとパフォーマンスはどんなもんよ?ということで調べてみました。

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仮に為替ヘッジなしでリスクやリターンを調べてみると・・


為替ヘッジ有なので、リターンやリスクを調べるのが難しい状況になってしまいますが、とよぴ~さんのブログに検証した結果が掲載されていました。

楽天・インデックス・バランス(DC年金)が登場!資産形成後のスイッチング有力候補ファンドか!?

わたしのインデックスの資産配分ツールでザックリ(ヘッジ債券を国内債券に代用)と計算したところ過去20年実績データ(1998年4月-2018年3月、円ベース)ではこのようになりました。

2.7% リターン
3.1% リスク
0.87 シャープレシオ

国内債券で代用しているとはいえリターンは抑えられたものになっています。

長期国債を国内債券でひとくくり、ヘッジ付をヘッジ無とみなして、山崎元氏がレイ・ダリオの考えを反映させた日本版オールシーズンズ・ポートフォリオ(株式30%、債券55%、そのほか15%)は、同様に債券の比率が高いポートフォリオです。

関連記事 >> 山崎式日本版オールシーズンズ・ポートフォリオを検証してみた

1997年11月~2017年11月のパフォーマンスはというと以下の通り。

4.6% リターン
7.2% リスク
0.64:シャープレシオ

リターンとリスクはもう少し高めになる気がします。

ETFで検証してみるとどうなるか?

バンガードのETFで検証(VT,BND,BNDX)


ヘッジ付ではわかりませんが、ドル建てならETFで検証が可能かと考えて調べてみました。

国内籍ファンド・オブ・ファンズ

セゾン投信の債券部分を見ると、アメリカ:先進国の比率が両方ともほぼ25%なので、株式部分VT、米国債券BND、米国外先進国債券BNDXをVT:BND:BNDX=15:42.5:42.5のポートフォリオを作成し調べてみました。

BND-BNDX-VT-5y-portfolio-growth-20180511.png
BND-BNDX-VT-5y-annual-returns-20180511.png
BND-BNDX-VT-5y-20180511.png

バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(ティッカー:BNDX)が設定から5年程度なので、5年程度のパフォーマンスしか検証できませんが、シャープレシオはS&P500よりも高く、米国市場との相関性も0.50と低めになっています。

とはいえ、株式が好調な期間でしたので、S&P500にすべての期間で負けています。

年平均成長率は4.16%ですので債券比率が高いことを考えるとまずまずか?

ただ、5年だと短いのでもう少し長期間見れないかということで、運用期間が長いiシェアーズのETF使って調べてみました。

iSharesのETFで検証(IVV,EFA,EEM,AGG,IGOV)


iシェアーズ 世界国債(除く米国)ETF(ティッカー:IGOV)は2009年運用開始なので、9年ちょっとの期間でのパフォーマンスを調べてみます。

VTの部分は米国:米国外先進国:新興国=52:38:10なので、株式の15%部分をIVV:EFA:EEMがVTと同じ比率になるように調整し、債券部分をAGGとIGOVは42.5%ずつで均等というポートフォリオをつくってS&P500と比較してみました。

IVV-IGOV-AGG-EFA-EEM-9y-portfolio-growth-20180511.png
IVV-IGOV-AGG-EFA-EEM-9y-annual-return-20180511.png
IVV-IGOV-AGG-EFA-EEM-9y-20180511.png

シャープレシオは0.80、米国市場との相関性は0.60ですので、リーマンショック直後から見ると米国市場との相関性は、直近5年より高いです。

2011年はS&P500を上回るパフォーマンスを示していますが、それ以外ではS&P500に劣りますし、2015年なんかS&P500が不調ななか、ポートフォリオはマイナスという結果になっています。

この期間で年平均成長率は4.4%ですので、為替ヘッジの影響がどうなるか不透明なものの、ドル建てだとだいたい年率4%のポートフォリオといえそうです。

まとめ


債券85%:株式15%のポートフォリオを検証してみましたが、ドル建てだとこの10年ちかくの年平均成長率4%ぐらいという結果になりました。

ただ、バンガードの資料とかに載ってるポートフォリオだと株式:債券は7:3とか6:4のことが多い印象。

これから株式重視のバランス型ファンドも登場してくるということですかね?

ともあれほかのDC以外や証券会社への展開の有無もふくめて続報を待ちたいと思います。
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