1984年から運用されている、エネルギーセクターのファンド(VGENX)のパフォーマンスを調べてみました
先週、1984年から運用されている、ヘルスケアセクターのファンドのパフォーマンスを調べたわけですが、1984年に設定されたセクター別のファンドがもう一つあるんですね。
1984年から運用されている、ヘルスケアセクターのファンドのパフォーマンスを調べてみました
ブログで気になって調べたことを外国のサイトも含めて調べたりするのですが、その派生でもう1記事、2記事ぐらいかけることがあります。調べていく過程で...
Vanguard Energy Fund Investor Shares (ティッカー:VGENX)というファンドで、エネルギーセクターの企業に投資をするファンドです。
ヘルスケアセクターは個人的に重視しているセクターですし、過去のパフォーマンスをみてもS&P500を上回るという結果になりました。
エネルギーセクターは重視しているわけではありませんが、NISA枠の投資でコアになってる、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(ティッカー:HDV)はエネルギーセクターの比率が高いので、過去の動向は気になるところです。
中東情勢の変化で最近、原油価格もかなり上昇していますし。
ということでファンドの中身と1984年からのパフォーマンスについて調べてみました。
バンガード・エナジー・ファンド(VGENX)の中身を調べてみると・・
ヘルスケアセクターのファンドであるバンガード・ヘルスケア・ファンド(ティッカー:VGHCX)も米国の比率は高いとはいえ、数10%はアメリカ以外の国が含まれてました。
エネルギーセクターのファンドの国別比率を調べてみますと・・

米国が65%で、ほかの国が35%。ヘルスケアセクターよりは米国の比率が低い状況です。
では、どんな企業が組み入れられているかというと・・

エクソン・モービルとシェブロンの2トップではありますが、ロイヤルダッチシェルやフランスのトタルも比率が高くなっています。
では、実際のパフォーマンスはどうなのか?
1984年からS&P500と比較すると、S&P500に完敗
まずはアメリカの投資信託ですから、1984年からS&P500と比較してみました。
yahoo financeデフォルト表示がおかしくなるのなんとかなんないんですかね・・

1984年から見ると、S&P500に完敗という結果になりました。
宮崎県内でレギュラー180円をみかけた2008年ころに25年くらいかけてS&P500にならんでいましたが、その後引き離されています。
2015年ころからの原油価格下落でますますS&P500と差が開いている状況です。
湾岸戦争とイラク戦争契機にS&P500との差は縮まっているので、今後中東でひと騒動あった場合は原油価格上昇でS&P500と差が縮まる可能性があります。
参考までにiシェアーズのグローバルセクターETFのiシェアーズ グローバル・エネルギー ETF(ティッカー:IXC、青)と比較してみました。

2002年ごろから見ると緑のS&P500を圧倒しています。iシェアーズのグローバルセクターETFよりもパフォーマンスがいいです。
ITバブル以降だとS&P500よりも好調な傾向が見てとれます。
しかし、このグラフを見ると、ピーク超えの山が2008年と2014年と2つあるわけですが、原油価格の上昇に引っ張られた最近の上昇は3つ目のピークになるようにも思えますが・・
タイミングで投資するならばエネルギー関連はいまは悪くないんじゃないかと考えるのですが、ここ30年の値動きを見ますと、わたしはエネルギーセクターを2割含んでいるiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(ティッカー:HDV)に夏のボーナスで投資する方がよという考えです。


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